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詩と歌

夏に降る雪

作者: 日浦海里

その願いは

暗闇を照らす光のようで

絡み付くような空気の中を

飲み込まれそうな星空の下を


白く輝く光、ひとひら

ひらり ひらりと

舞って散る


こい ねがう 気持ち

君に届け、と


月の女神に請うように

命の光を輝かせながら

夏の夜空に舞って散る


わずかな命の灯火燃やして

人が夢見る夜のひとときに


夜空でまたたく星の光

きらり きらりと

降って散る


こい ねがう 気持ち

君に届け、と


星に腰掛けた神様たちも

互いの想いを重ねながら

夏の夜空に降って散る



こいねがう

夏の夜に舞う

ひとひらの

雪の光よ

こいかなえよと

その輝きは

願いを託す祈りのようで

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― 新着の感想 ―
[一言] 蛍の光を夏の雪と表現されたことに、成る程と思いました。 夏に降る雪、夜の闇に灯りを振り撒く様はとても趣がありますよね。 星の光も蛍の灯りも、私たちの心を優しく灯してくれるように思います。 最…
[良い点]  請い 願う  恋  願う  夏の流星群に願うのは。  >星に腰掛けた神様たちも  ここ、素敵ですね。  ラストは短歌! いいですね! [一言]  返歌です。笑  でも、あれ? 返…
[良い点]  絡み付く、の言葉からは夏の空気を感じさせるのに、張り詰めた静けさからは暑さは感じず。  なので『雪』にも違和感がないのでしょうか。  淡い光に重ねる想いと、揺れる動きに届けと願う。…
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