夏に降る雪
その願いは
暗闇を照らす光のようで
絡み付くような空気の中を
飲み込まれそうな星空の下を
白く輝く光、ひとひら
ひらり ひらりと
舞って散る
こい ねがう 気持ち
君に届け、と
月の女神に請うように
命の光を輝かせながら
夏の夜空に舞って散る
わずかな命の灯火燃やして
人が夢見る夜のひとときに
夜空でまたたく星の光
きらり きらりと
降って散る
こい ねがう 気持ち
君に届け、と
星に腰掛けた神様たちも
互いの想いを重ねながら
夏の夜空に降って散る
こいねがう
夏の夜に舞う
ひとひらの
雪の光よ
こいかなえよと
その輝きは
願いを託す祈りのようで