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キキィっと少し耳障りな金切り音を立てて扉が開くと、そこには可愛い女の子が幸せそうに眠る顔があった。
年齢は俺と同じくらいで、服装は体操服。亀甲縛りにより身動きが取れない状・・・。
・・・お ん な の こ?
バタン!!!
「なんで閉めるんじゃ?」
「なんでじゃねえだろ、おい!
イカれた変態ジジイが!中の娘はどこから拐ってきやがった!!
何考えてやがる!」
「その娘はワシの子じゃ」
「わかりやすい嘘ついてんじゃねえぞ童貞ハゲジジイ!!
毛根と一緒に脳細胞まで死滅してんのかてめえは!!」
「なんじゃと!?変態なのは認めるがな、剥げてはいないわい!
毛根がちょっと休憩中なんじゃ!あんまワシをバカにするとお前も黒縁メガネの二の舞にするぞ!」
「何サラッと恐ろしいこと言ってんだボケ!メガネはてめえんちの居候だろ!!
大概にしねえとおまわり呼んでブタ箱ん中で一生臭い飯食わせんぞこら!!!」
「おまわ・・・!?
し・・しょうがないのう。今回はワシが大人になろう。
ちょっと言い過ぎたしのう」
・・・後で本当に通報してやる。
「まあいい
とにかくその子を身元に返しに行くぞ」
「身元はここじゃよ?」
まだ言ってんのかこいつ。
捜査で捕まるよりも今すぐ現行犯で逮捕されたいってか?
「いい加減にしないと・・・」
「ワシが作ったの!
この娘はワシが作った発明品なんじゃ」
・・・・。
仏丸は携帯を手に取り電話をかけた。
「もしもし、警察ですか?」




