表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拝啓、こいつが好きになれません  作者: ゾウアザラシ
第2章【学校】
31/31

31ページ目

5分ほど歩くと仏丸とまりかはその住宅街の中では目立つ屋上付き3階建ての家の前で歩く足を止める。

その場で立ち止まり少し談笑していると、これまたイケメンの美男子が家から焦り気味に飛び出した。


「ほと、まりちゃん。遅くなってごめんね。2人を待たせるなんて。反省するよ。おはよう」


「おっはよ〜!全然待ってないよ!さとくん」


「さとる、おはよう」


彼もまた2人の幼馴染であり唯一の仏丸の親友でもある。

黒髪のマッシュ風のショートヘアで爽やか清潔感を擬人化したらこうなるって感じの見た目である。

運動は苦手だが成績は学年トップクラス。

性格はとてつもなくネガティブで自分がモテるわけないと思い込んでいる。身長は165cmと平均よりやや低いがむしろそこが可愛いと隠れファンクラブまで存在している人気者だ。

しかしその存在は悟本人は知らず、仏丸は認識しているものの面白くないという理由で悟には話していない。



「待ってないだなんて嘘つかなくていいよ。話し声が聞こえたんだ。僕みたいな奴のために優しくなんてしないでいいのに」


ほんと朝からめんどくさいこいつ。


「さとる、もう毎度のことだが自分に自信持てよ。少なくとも俺たち2人にとってお前は親友なんだからほんのちょっと待ったくらいでどうとも思わねえよ」


「そうだよそうだよ!今日も元気出していこう!さとくん」


「親友『だから』か・・。親友で居続けられるように頑張るね・・」



なんでこいつがモテるのかは本当に謎である。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ