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性格論考察(仮)  作者: 六戸行部
基礎考察
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タイプ1考察

 では引き続き各タイプを語っていくわけで、今回はタイプ1をやっていきます。


 タイプ1はタイプ9と同じく本能中枢の影響が強いですが、感情中枢の影響もそれなりです。という事ですおさらいが二つの中枢となります。


 本能中枢は群れの利益が自分の利益になるよう群れに働きかける中枢でした。自分が属する集団の環境を改善する事で自分が生き残りやすくするわけです。いわゆるナワバリに近い考え方だと思います。


 感情中枢は群れのニーズを満たす事で生き残りを図る中枢でした。群れにとって、こいつが死んだら困るという個体は何事も優先してもらえますから生存に有利です。


 この結果タイプ1はマニュアル人間になりがちです。何故かというと。


 厳格な規則を持ち込めば群れが健全になる(本能中枢)


 他個体より正しい行動をすれば皆の模範となれる(感情中枢)


 という感じで二つの中枢を満たす事が出来るからです。


 タイプ1は世の中に存在するルールが非常に曖昧で矛盾に満ち間違っているという感覚を持つ傾向があります。

 誤った基準で本来評価されるべきでは無い人が評価され、無責任かつ利己的な行動で群れを破壊するだろうと考えます。


 だからこそ自分は一貫した基準の元、正しい選択肢を選んで行かなくてはいけない。それによって間違った行動の犠牲者を減らさなくてはいけないという強い使命感を持ちます。


 しかしながら、タイプ1の構築するマニュアルは通常、タイプ1本人にとっても厳しすぎます。結局のところ自分で決めた目標を達成できなかったという後ろめたさと自己嫌悪をただただ積み重ねていく事になってしまい多大なストレスを感じるのです。


 ストレス時・安定時


 そんな自己嫌悪中のタイプ1から見ると、(タイプ1からすれば)マイナス状態でのうのうとしているように見える人々は羨ましくズルをしていると感じてしまうようです。


 その為羨ましいという気持ちが、お酒やコスプレ、旅行に行くなどをトリガーとして表に出てしまうことがあるのですが、結果として後で自己嫌悪したりそもそも法に触れた行いで捕まったりとさらなるストレスの原因となり負のスパイラルに陥ってしまうようです。


 逆に安定時ですね。色々な経験を積んでいくことでマニュアルは緩んでいきます。慣れによる緩みと言ってしまうとなんだか悪いようですが実際にはマニュアルを守る為に使っていたエネルギーを自己実現に当てることができるようになる為、満足感も得ますし、他人から見たら十分真面目でしっかりしているように見えます。

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