タイプ3考察
続けて各タイプの説明をしていきます。今回は感情中枢の中心に位置するタイプ3ということで、まずおさらいから。
感情中枢は群れのニーズを満たす事で生き残りを図る中枢でした。群れにとって、こいつが死んだら困るという個体は何事も優先してもらえますから生存に有利です。
そのような事情からタイプ3は自らに向けられる期待に非常に敏感です。その時の目標が常に見えているので一直線に進んでいける一方、成果を先取りしようとしがちで、目の前の一つ一つをこなしていくのは苦手とする傾向があります。
また群れのニーズについて意識している時間が長いことからアピール上手で演技上手なのでその場その場で求められる人材になりきって成果を認知させることが出来ます。
そうして成功を積み重ね評価されていくタイプ3はしかし歪みを抱えていくことになります。まず自分が本当にしたい事が何かわからなくなりますし、褒められるのはタイプ3本人では無く、成し遂げた成果だという部分も無視できません。
どう違うのかというと成果しか認められていない場合、失敗・成果を出せなくなったら残るのは何の価値もない自分。更に表面上は勝ち組の場合でも褒めてられていない裏の自分、素の自分はただの凡人だと感じる事が多くなるというわけだと思います。
次はストレス時・安定時の特徴ですか。
タイプ3がストレスを感じるのはもちろん自分の価値がなかなか認められない時、どん底に落ちてマイナスの評価が与えられるだろうと思う時ですね。
ずっと他人の目を気にしてその期待を読み取って生きてきたタイプ3にとって今までの戦略が通用しないとどうしていいかわかりません。意欲を失い小さくまとまってしまいます。
逆に安定時ですね。
精神的な余裕がある時ほど自分が評価されているかどうか確認する必要性が薄れます。
そうなってくると褒められる為の手段としてではなく純粋に自己研鑽する事が楽しくなってきます。
また目立って褒められる必要性が薄れる事によってチームで協力して一つの目標に向かっていけるようになります。