タイプ5主人公を考察する
六戸が独断と偏見で選ぶ主人公、第四位はタイプ5です。
毎回独断と偏見っていう必要はあるのかと自問していましたが、いるという結論になりました。というのもどこを見てどのタイプと判断するのかは個人差があるからです。
某有名人や某有名キャラなんかが書籍・サイトごとに違うタイプと診断されていて結局どのタイプなんだと思う事もよくあったりします。
私の場合、今回のタイプ5を例にとると他のキャラと同じグループにいるのにどこか他人事というか、(馬鹿にしているか憧れているかは様々だが)自分とは違う人間だと感じているというか、自分を含めて客観的に判断しているというか。
なんでしょうやっぱり言葉にするのが難しいですがそんな印象を受けるとタイプ5と診断してます。
そんなタイプ5からは『意味不明な現象に巻き込まれて死ぬかも』みたいな不安から始まっている印象を受けています。
その為、安全な場所にいたいという欲求と未知を解明したいという欲求がセットになっている感じです。とにかく興味のあることを調べ、考察することで安心感を得るというわけです。
そのせいかミステリーものだとかなりの確率でこのタイプがいる印象です。主役なのか語り手が他にいるのかは異なると思いますが。
なろうだとヒロイン転生ものの印象が強いです。攻略対象がすごい接近してきたり、ヒロイン補正が掛かる中で煩わしさを感じたり、ガラス越しに自分を見ているような感覚に陥ったりしている印象です。
そんなタイプ5が魅力を感じるのがタイプ7ですね。頭の中だけが活発に動いて体は動いていない傾向のあるタイプ5にとって頭も体もフル稼働なタイプ7を見ていると足踏みばかりの自分が馬鹿らしくなってきます。
その為、ストレスを感じたり余裕がなくなってくるとタイプ7のように次から次へと新しい事を始めますが表面をなぞるばかりで本当に満足することは出来ません。
こうなるとどんどん強い刺激を求める負のスパイラルに突入してしまいます。
なんでしょう、この憧れている人の真似をすると地獄を見るというエニアグラムの教えってなんかこうあれですよね。言語化できなくて申し訳ないですが。
成長方向行きます。タイプ5はタイプ8が成長方向です。タイプ5は自信のない分野にこそ挑戦することで不安の温床が切り拓かれていく感覚を得られます。
ただその前段階で自分の苦手を直視することで自分が死ぬギリギリのラインでかろうじて生きて来ていた感覚に陥る等、パニックになりそうな要素が襲いかかりますから難しいとは思います。
しかしだからこそタイプ8のようにタフに粘り強く、戦い抜く精神が重要となってくるというわけです。
なんかあれですよね。暗いことばかり語ってしまっている気がしますが、個人的にはタイプ5主人公、もっと活躍の場を広げていい気がします。ファンタジーにいないわけではないのですが、ミステリーに比べると少ないのかなという印象です。