タイプ9考察
では今回から、各タイプの解説に入っていきます。最初は基本の基本、本能中枢の影響が最も強いタイプ9と分類される性格傾向からやっていきます。
という事で本能中枢のおさらいからです。本能中枢は群れの利益が自分の利益になるよう群れに働きかける中枢でした。
ただタイプ9に限っては正確では無いというか、むしろ自分が群れの色に染まる事で群れの利益が自分の利益になるようにする部分も強いようです。
強い自己を持たない事でスポンジの様に他人の哲学や生き様を吸収することが出来る為、意見が対立している人たちの間にどう割り込み仲裁したら上手くいくか良く知っています。両者が何処に何故こだわっているのかわかるからです。
一方で自分が介在しなくても群れが上手く回る状態で存在感を出すのは苦手とする傾向があります。何せタイプ9の持つ考え方は誰かから吸収したものである事が多く、反対の意見も理解出来るだけに自分の立場を表明する事で対立関係を作り出してしまう事を嫌がるのです。
そう考えると傍観者や組織の一歯車としての立場が理想なのかもしれません。
ストレス時・安定時の傾向
不満の積み重ねから徐々にタイプ9は妄想の世界に逃げ込み、現実を機械的に過ごすようになっていきます。この時のタイプ9はかなり流されやすいですが、時にすごく頑固にもなります。葛藤や悩み、迷いといった物をもたらすであろうあらゆることに抵抗します。
一方安定時には自己主張が増えます。
仲裁者としての考えはあくまで大きな集団を構成するモブの一人としての思考なので『自分』として考える事できちんと自分の意見を表明することの大切さに気づく事になります。