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性格論考察(仮)  作者: 六戸行部
基礎考察
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中枢考察

 書き出しって何から書けばいいかすっごい困ります。


 困ったのでとりあえず上記のように予防線を張りつつ始めていきます。


 今回からはエニアグラム性格論を持ち出して性格論考察を進めていきたいと思います。


 このエニアグラム性格論で私が特に取り入れたいと思ったのが中枢センターというものです。

 センターとは人の行動の根底にあるものとされ、エニアグラムでは本能・感情・思考の3つに分かれていて各タイプはそのうち1つの中枢の大きな影響下にあるとされています。


 エニアグラムにおいてセンターは比較的初期に学ぶのにも関わらずページをあまり割かれていない傾向があった為、中枢中心に語るとなると独自理論マシマシになっちゃうのですができればお付き合い願います。


 まず本能中枢ですが、これは長い生物史の中で磨かれて来たものだと考えています。


 どういうことかと言うと、原始的な生物の持つ中枢。つまりは行動指針とは『この瞬間にいかに最善を尽くすか』の連続であったと思うのですが、ホモ・サピエンスへと進化していく過程で脳機能は複雑に発展していったわけで中枢もまた複雑にならざるを得ないと考えます。


 特に群れから離れる事で死にやすくなるという社会的動物としての感覚が原始的な中枢とやや矛盾している気がします。というのも厳しい環境下、単独で生き残っていくには他を踏みつけにし形振り構わず足掻く事が必要だからです。


 しかし群れを作ってお互いの生存率をあげるという考え方に至るとこれが逆転します。群れの利益が自分の利益に繋がる部分が出てくるので、群れを補助して崩壊を防ぎ、また群れが自分を害さないよう制御する等の観点が生まれると考えます。


 次に感情中枢です。これは群れを作る生物となって成立する中枢だと思います。


 なぜかというと自然界に生息する群れを構成する生物において『死んだら群れ全体が困る』という個体ほど死ににくいよう配慮されますが、その為に自分は死んだら困ると思ってもらえるのかと気にするのが感情中枢です。


 そうすると必然的に自分の価値を高めアピールすることを重視しますがその結果、本当の自分と宣伝している自己イメージがだんだん乖離していってしまいます。それがバレるのではないかと恐れます。


 あと少々余談ですが、感情中枢の感情は本人が感情的という事では無く人から向けられる感情に敏感だから感情中枢といわれる感じな気がします。


 最後に思考中枢です。


 高度に発達した脳はまだ起こっていないこと。つまりは未来を予測することを可能にしました。これを背景に生まれたのが思考中枢だと思います。


 未来の予測は生存率を引き上げますが、一方で未来について考えることは未知と不安との戦いの連続に陥ることも同時に示しており、暗闇を照らす導きと恐怖に囚われない為の支えを必要としています。


 イメージとしては最初に原始的な中枢、社会性の獲得とともに感情中枢、脳の発達で思考中枢、原始的な中枢に社会性を付与して変化した本能中枢という感じに考えています。


 人はこの3つの中枢のうちどれかをメインの中枢に持っており、サブの中枢を持っている人もいれば持っていない人もいて、全9タイプに分類されるというのがエニアグラム性格論の考え方のはずです。若干解釈に自信が無いですが。

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