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第20話 予期せぬ魔物と対峙するJ

 


 倒したハイオーガから溢れる光が収束した後の光景を見た俺は、マジかよ!と思った。


 そこにいたのは、10mを越える魔物だった。


 にも関わらず、その魔物の目の前にいるマサキはキョトンとした顔をしている。


「マサキ!何をやってる!!さっさと戻ってこい!!」


 俺が慌てている事にも不思議に感じているような顔をしながら、急ぐでもなくゆっくり走って戻ってきた。

 魔物はまだ動くつもりはないらしく、その場にジッとしている。


 マリアは魔物を見て苦々しい顔をしているが、他の勇者達もマサキと同じような表情をしている。


「なんでそんなに慌ててるんだい?」


 勇者達の気持ちを代表して、戻ってきたマサキがそんな素っ頓狂な事を口にする。


「お前達には、あの魔物が見えないのか!?」

「えっ?いや、見えてるけどさ・・・・・」


 見えているのに慌てない理由が俺にはわからない。

 何せ、あの魔物は中々にして最悪の魔物なのだから。


 しかし次の言葉で、マサキがあの魔物の事を知っているのだとわかる。


「でも、あれって・・・ちょっと大きいけどスライムだよね?」


 そう、魔物の正体はスライムだ。

 しかし、出会いたくない魔物としては最上位を占める。


「スライムを知っているなら、なぜすぐに離れなかったんだ!!一歩間違えば、お前は死んでいるんだぞ!!」

「えっ?・・・たかがスライムに?だって最弱の魔物だよね?」


「バカ野郎!!そんな事誰から聞いた!?覚えておけよ!スライムと言えば最悪・最凶の魔物の代表格なんだ!」

「そんなまさか・・・俺達の世界のゲームでは・・・」


「お前達の世界?ゲーム?そんな物をこの世界の常識に当てはめるな!スライムが都市に現れたら、例え30cm程度のものだとしても、下手をすれば滅亡する可能性があるんだ!」

「そんな、大袈裟な・・・」


「大袈裟じゃない!いいか、スライムの身体は強酸のゼリー状で出来ている。身体に取り入れた物を溶かして吸収し、あっという間に大きくなる事だってある。スライムに攻撃するにしても、普通に攻撃すれば武器が溶けてダメになるし、もし斬れたり叩き潰したりが出来たとしても、その部分を消滅させなければ新たな固体を増やすだけだ。奴を倒すには、ひとかけらも残さずに完全に消滅させなければならない」

「・・・・・」


 スライムは他の魔物と違って、ダメージを与えれば倒せる訳じゃないところがやっかいだ。

 倒す手段としては主に魔法であり、一欠片も残さずに消滅させなければならない。


 ほんの僅かでも残してしまえば、そこから消化・吸収を行い再び大きくなってしまう。


 それが故、都市にスライムが現れた時、消滅させる魔法を使える者がいなければ。その都市は滅亡してもおかしくはない。


 それが最悪・最凶と言わしめる所以である。


 その危険性を勇者達は全然理解していなかったらしく、俺の説明を聞くと息を飲む様子が窺えた。


「いいか?よく見てろよ」


 俺はそう言いながら魔法鞄に手を入れ、亜空間収納から短剣(ナイフ)を取り出してスライムに投げつける。


 スライムに刺さった短剣はそのままスライムに取り込まれ、あっという間に溶けて無くなる。


「もし、さっきあのスライムがマサキに襲いかかってきていたら、お前はあれと同じ事になっていたんだ」


 それを聞いたマサキだけでなく、他の勇者達やマリアも顔を青ざめさせていた。


「そう・・・だったんだ・・・ごめん・・・それと、すぐに呼び戻してくれてありがとう」


 マサキは自分の身がかなり危険だったと言う事を理解すると、顔を青ざめさせながら俺に謝罪と礼を言ってきた。


「で、でも、じゃあ、どうやって倒せば・・・」


 物理攻撃は効果がない。

 魔法を使うにしても、あれだけの大きさのスライムを完全に消滅させる事は難しいと考えたのだろう。


「まあ、方法は色々あるが・・・今のお前達が出来る事となると、スライムを少しずつ削り取り、その部分を高威力の火炎魔法で消滅させていくしかないだろうな」


 ここが外なら、スライムが消滅するまで火炎魔法で燃やし尽くせばいいが、洞窟内でそんな事をすれば熱や酸欠などにより、こちらも被害を受ける事になる。


 俺の紅炎結界球(プロミンス・スフィア)であれば何も問題はないが、さすがにそれを見せるつもりはない。


 ちなみに、火炎魔法以外だと効果は薄い。

 と言うよりも、ほぼ意味がないのである。


 氷魔法だと凍らせる事は出来ても消滅させる事は出来ない。

 水や風、土などの魔法もスライムを消滅させる事は不可能だ。


 間違って電撃なんか食らわせれば帯電させるだけで、更にやっかいなスライムの出来上がりだ。


 とはいえ実際には、スライムを消滅させる魔法が他にもあるにはある。

 が、この場に俺しかいないのであれば使えるのだが、どれも軽々しく見せられる類のものではない。


 それにスライムを倒すのは勇者達に任せるつもりだ。

 したがって、現段階では先に述べた方法しか手段はないのである。


「で、でも、削り取るといっても、剣で切りつければさっきのナイフみたいに溶けちゃうんだよね?」


 マサキの疑問は最もだろう。

 しかし。


「それこそ、さっき教えた方法が役に立つ」

「えっ?あっ!」


 そう。

 魔力を武器に纏わせれば、スライムの酸から守る事が出来るのだ。


「それと、武器に魔力を纏わせたように、自分達の身体にも魔力を纏わせるんだ。そうすれば、魔力が続く限りはスライムの酸から身を守る事が出来る」


 俺の説明に、マサキ達はなるほどと納得していた。


「スライムとの戦い方はわかったと思うが、こういう洞窟のように周りが囲まれた場所で戦う時には注意点がある」

「それは?」


「スライムを火魔法で消滅させると、スライムの主成分である酸が気化する。それを吸い込めば、心肺機能に支障をきたす。更に吸い込めば、命の危険すら出てくるんだ」

「え?それじゃあ、スライムを倒しても・・・」


「大丈夫だ。気化する事が予めわかっているのだから、風魔法で常に空気を下層へと送り込んでやればいいのさ」

「あ、ああ、そっか・・・」


「そこでだ、スライムを削り取る者と焼き尽くす者、そして風を送り続ける者と役割分担してやるんだ。本来なら1人で全ての作業をやらせたい所だが、慣れていないだろうし魔力も時間も効率が悪くなるだろう」

「・・・ああ、それって俺達だけでやれって事だね?」


「何を当たり前の事を言ってるんだ?そんな事より、どの役割も魔力と集中力がいるから、途中で交代しながらやるるといい。分担しても、あの大きさなら時間がかかりそうだからな」

「あ、ああ、うん・・・わかったよ!」


 マサキは肩を竦ませながらも、強くなるために頑張らなければと自分を奮い立たせていた。


 話を聞いていたマイ達も気持ちは同じらしく、すぐに4人で役割について話し合いを始める。


 その様子を見ていたマリアは、俺に尋ねてくる。


「私はどうすれば・・・」


 俺はマリアに答える前に、指を一つパチンと鳴らす。

 すると、マリアを中心に半径2m程の半球状の膜が覆う。


「こ、これは・・・」

「結界だ。マリアは、そこから出るなよ?この結界は、スライムはおろか気化した酸すらも通さない。この中にいる限り安全は保証する」


「回復魔法といい、この結界といい・・・あ、あなたは一体・・・」

「さっきも言ったが、話せる時が来たら話してやる。わかっていると思うが、この事も全て他言無用だ。もし、マリアが誰かに・・・国の関係者に話してしまえば面倒事が増える。そうなれば、俺はお前達の前から姿を消すだろうな」


 俺にいなくなって欲しければ話せばいいさと付け加えると、マリアは黙って俯いていた。


 そして再び顔を上げたマリアは真面目な顔で。


「失礼致しました。もう余計な詮索はしませんし、誰にも言いません。何があっても、ジョークさんはジョークさんだからと納得する事にします」


 とだけ言って、ニコッと笑っていた。


 俺は「そうか」と一言だけ呟いておいた。


 そんな事よりも、俺達が話している間に勇者達も話し合いが終ったようだ。


「じゃあ、最初は俺がスライムを削って、それを亮太と姫木さんが火炎魔法で消滅させる。橘さんが、常に風で空気を下層に送り込むという事でいいね」

「ああ。それでいいけど、疲れたらすぐに言えよ?次は俺がやるからな」

「私も何とか頑張ってみるよ」

「なんか私が一番楽な気がするけど、いいのかなぁ?」


 なんだ、俺が細かい指示をしなくても、ちゃんと理解しているじゃないか。


 スライムを斬るのに対し、燃やして消失させる方が時間はかかる。


 火力を上げれば一瞬で燃やし尽くす事も出来なくはないが、その分魔力の消耗が激しくなる。

 魔力を温存しつつ、ある程度のスピードで燃やし尽くせるラインを見極め無ければならない。


 そのため、火炎魔法を使う者は2人の方がいい。


 切り刻む者にとっても、纏わせる魔力を少しでも切らしてしまうと、武器も自分もダメージを受ける事になってしまうため、精神力が消耗しやすい。


 だからこそユウコが感じている様に、休める役割が必要なのだ。

 とはいえ、風を送る者も楽観視は出来ない。


 弱い風魔法で空気を流し続けると言う事は、ゆっくり走り続けているのと変わらない。

 そのため、徐々に疲労は蓄積されていくのだ。


 ま、その辺りはやっている内に実感してくるだろう。


 俺がそう考えている内に、マサキ達はスライムとの戦闘を開始させていた。


 マサキがスライムの端を斬って飛ばすと、マイとリョウタが漏らすまいと火炎魔法を放つ。


 やはり、最初は調整が難しいようだ。

 強すぎたり弱すぎたりと苦労している。


 そしてユウコが、そよそよと風で空気の流れを作り出していた。


 そんな彼らの戦闘を見ながらも、俺は別の事を考えていた。


 なぜこんな場所にスライムが現れたのか、と言う事を。


 俺の魔力感知内では、スライムの気配など感じていない。

 地下6,7階層からもだ。


 そもそも、マサキがハイオーガを倒す直前に感じたのは、ハイオーガの内からでありながらハイオーガの魔力ではないものだった。


 それを考えるとハイオーガが死を覚悟した瞬間に、ある魔法が行使され死を引き金に発動されるように仕込まれたと考えられる。


 これはどう考えても、また勇者を狙った罠だな・・・


 そして、その魔法とは召喚魔法。


 召喚魔法と言っても、ランダム召喚や契約召喚、精霊召喚など他にも様々ある。

 ただ、今回使われたのは簡素召喚であり、そこまで難しいものではない。


 対象相手に自分の魔力核を埋め込み・・・要は魔力による目印を付け、簡素召喚陣で呼び出す・・・というよりも、引き寄せると言う方がイメージとしては近いだろう。


 もちろん簡素召喚なだけあって、デメリットの方が多い。

 魔力核を埋め込めるのは自分より弱い者である事はもちろん、呼べるのは一度きりの使い捨てである上、対象がある程度近くにいないと召喚する事が出来ない。


 そこから考えると、おそらくあのスライムはこのダンジョンの下層にいたのだろう。

 簡素召喚が届く距離から考えると、精々地下10階層といった所か。


 もちろん、地下10階層よりも上の階層にスライムがいたのかもしれないが、どちらにしてもそこまで辿り着く事ができ、スライムを屠れる実力がある者。


 そして、勇者達がこのダンジョンに来る事を知っていて、かつこの地下5階層まで来ると予想出来る者。


 そう考えると、自ずと限られてくるだろうな。


 ・・・まあ、それはいいとして。


 確かにスライムは脅威であり、罠としては最適だ。


 俺が居ない状態で少し前の勇者達の力なら、間違い無く全員が殺されていただろう。

 しかしそれは、たらればの話。


 もう既に対処の仕方がわかったため、油断しなければ大丈夫だろう。

 あとは魔力切れさえ起こさなければな。


 何にしても、これを企てた者の計画は失敗に終る。

 いや、それどころか、勇者達のいい経験となっただけであった。



 ・・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・



 あれから1時間ほど経過した。


 勇者達は役割を交代しながら地道に削り続けて、ようやく7割くらいといった所か。


 彼らの魔力も大分減り、かなり疲れが見えてきた。


 ここが洞窟内じゃなければ、彼らでももっと早くに終わらせる事が出来たのだが。

 しかし、状況に応じた戦い方をするというのが、いかに大変かを勇者達も理解出来ただろうから由としよう。


 そう考えている俺に、声がかけられる。


「・・・ジョーク、何か問題発生?」


 ジュリーである。

 本当ならとっくに5階層をクリアし、戻っている途中で合流するはずだったが、俺達がこの場に止まり戦っていた事で何かあったのかと考えたのだろう。


 ただ、ジュリーが現れたタイミング的には丁度いい。


「いや、全く問題はない。ただ、いい所に来てくれた」


 俺はジュリーにそう言うと、勇者達に向かって声をかける。


「マサキ、リョウタ、マイ、ユウコ!とりあえず、もういいから戻って来るんだ!」


 マサキ達は、まだ出来る!とでも言いたげな顔をしながら俺の言葉に従い、スライムを警戒しながらも戻ってくる。


「な、何で呼び戻したんだい?お、俺達まだ出来るよ」

「そ、そうだよ。最後までやらせて!」


 マサキとマイはそう言いながらも、肩で息をしており疲れた様子が見える。


「さすがに時間が時間だ。それに、スライムを倒しきった後、ダンジョンを戻らないといけないんだぞ?それだけの体力と魔力、そして気力は持つのか?」

「「「「・・・・・・」」」」


 俺が問い掛けると、勇者達は全員が悔しそうにしながら沈黙した。


 自分達でもわかったのだろう。

 スライムを倒した段階で、それらが尽きると言う事を。


「まあ、悔しがる事はない。慣れない戦い方の中で、お前達はよくやったよ。その褒美として、俺が洞窟内でのスライムの倒し方を見せてやる。だから、休みながらしっかりと見ていろ」


 勇者達は少しだけ不満そうにしながらも、俺がどういう風にスライムを倒すのかも興味ありという顔をしている。


 マリアも同様に、少しわくわくしているようだった。


「ジュリー」

「んっ」


 さすがジュリー。

 俺が声をかけると、それだけでジュリーは俺の言いたい事を理解してくれる。


 疲れが先行して、この場にジュリーがいる事に気がついていなかったマサキ達は、「あれ?いつの間に?」と驚いていた。


 俺はそんな彼らを無視するように、帯剣している剣とは別にもう一つの予備の剣を魔法鞄から取り出す。


 それはもちろん、双剣にするためである。

 そして、どちらも俺の愛用の剣ではなく安物の剣だ。


 俺が2本の剣を持ち魔力を纏わせると、両手を垂れ下げる。


「じゃあ、ジュリー。あとは宜しく」

「んっ、まかせて」


 ジュリーの言葉を聞くのと同時に、俺は駆け出す。


 3m程の大きさとなっているスライムの目の前まで来ると、一瞬で幾重にも双剣を振るう。


 そして勢いそのままに、足に力を入れてスライムを飛び越える。

 その間にも、ずっと双剣を振るい続ける。


 スライムを飛び越え着地した俺の背後からは、魔法が迫ってきている。


 俺がスライムを切り刻むタイミングで、ジュリーが魔法を放ったのだ。


 そのため、俺はすかさずその場から離れる。


 ジュリーの魔法がスライムに直撃すると、一瞬で燃え尽き姿を消していた。


 もちろん、ジュリーは風で空気を流すのを忘れない。


 これらの一連の流れに掛かった時間は、およそ5秒。

 まあ、勇者達に見えるようにゆっくりやったので、妥当な時間だろう。


 そして、スライムが完全に消滅した事を確認した俺は、勇者達の元へと戻る。

 ついでにマリアを守っていた結界も解除しておく。


「ちゃんと見ていたか?洞窟内でスライムが現れたら、あの方法が手っ取り早いんだ」

「「「「「・・・・・」」」」」


 俺が声をかけると、勇者達だけでなくマリアまでもが呆然として、開いた口が塞がらない状態になっていた。


「俺達が4人であれだけ苦労したのに、な、なんであんな簡単に・・・」

「・・・そ、それだけジュリーの魔法が凄かったという事なの?」


 マサキとマイが、何とか言葉を絞り出した。

 どうやら気が動転して、きちんと理解していないようだ。


「それは、違う。ジュリーが放った魔法は、お前達の威力よりも弱い」


 そう、ジュリーの放った火炎魔法は、勇者達の放った魔法よりも劣る。


 というのも、ジュリーはスライムを倒せる魔法の威力を、正確に把握出来ている。

 その結果、適正な魔力量を調整して放った魔法は、それほどの威力はなかった。


「じゃあ、なんで・・・」


 まだ理解出来ないマサキ達に、俺は質問をする。


「逆に聞くが、お前達に削り取らせた部分の方を火炎魔法で消滅させたのは、なんでだと思う?」

「えっ?・・・あっ!」


「気がついたか?あの大きさのスライムに直接魔法を当てた所で、外側を溶かす事は出来ても中まで消滅させるのには時間がかかる。しかし小さくすれば、それに比例して魔力と威力を抑えつつ消滅させる事が出来る」

「そう・・・だったんだ」


「だからこそ、俺が先行してスライムを細かく切り刻んでいただろう?」

「・・・うん」


 巨大な魔物に直接魔法を当てた所で、表面にしか効果がない。

 だからこそ俺はスライムを細かく切り刻む事で隙間を作り、そこにジュリーの火炎魔法を通す事でスライムを一瞬で消滅させたのだ。


 それをようやく理解したようだ。


「じゃあ、俺達のやっていた事って・・・」


 まあ、マサキのその落胆も理解出来なくはないが。


「そう落ち込むな。お前達が魔力を纏わせて戦う事と、魔力を調節して魔法を放つ経験を積ませたかったんだよ。それが自然に出来るようになれば、俺とジュリーでやった事なんてすぐに出来るようになるさ」


 そう言って、俺は落ち込む彼らを慰めた。


 それよりも、さすがに時間が経ちすぎているため、さっさと戻るぞと告げる。

 彼らは思う所もあるようだが、俺の言葉に素直に従ってその場を後にするのだった。





お読み頂きありがとうとございます。


書きながら展開などを変更したりしていたので

時間が掛かってしまいました。



スライムについては賛否両論あると思いますが

個人的には、物理攻撃がきかず魔法が無ければ倒す手段がないに等しいスライムは

実際ならかなり凶悪な魔物ではないかと思っていたからです。


これからも頑張りますので、お付き合い宜しくお願いします。

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