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第4話~弟子の覚醒~

    —4ヵ月後—

俺が朝、起きた時だった。

「うーん・・あんだこりゃ?」

俺の枕元に茶色の封筒があった。俺はその封筒を開け、中を見た。

「手紙?今時紙の手紙かよ・・・」

俺は手紙を読んだ。そこには1週間後、生き残りのリーダーが集まり話がしたいというような内容だった。

「なに?それ?」

美香が俺の顔を右横から覗き込んできた。

「生き残りのリーダーで集まって話しようみたいな感じだな」

「ってかここのリーダーいなくない?」

「そうだな・・・みんなに話ししてみるか」

と俺と美香は話した、その時、乙羽と柚葵が俺に抱き付いてきた。

「ごはんだぞー!」

「えぇー!」

「遊ぶのはそのあとだ」

と俺は子どもたちと話した。子どもらはブツブツいいながらむくれてごはんを食べ始めた。

「とりあえず俺は直哉の修行見るから子どもら頼んだぞ」

「わかってるよ」

そう言い俺はごはんを食べ終わるとさっさと外に出て他の生き残った人たちの部屋を周りながらリーダーは誰がいいか聞き直哉のいる部屋に向かった。

   ピーンポーン

「はい」

「俺だ」

「師匠!今開けるよ」

インターホンから聞こえた直哉と話した。

「どうしたんだよ?」

「修行だ・・・」

「え?マジで?」

「俺が冗談でこんなこと言ったっけ?」

と俺は直哉に軽く笑って言った。

「いわないっす」

「とりあえず今すぐしたくして出ろ・・じゃないと八つ当たりに殺すよ?」

と俺は満面の笑みを浮かべて言った。

「今すぐ終わらせます!」

直哉は大急ぎで部屋に向い、支度を始めた。入ったら直哉はすぐに出てきた。

「今日どこで修行するの?」

「そうだな・・・」

そう言って俺は直哉のドアの鍵穴に自分の6と書いてある鍵を入れ回して開けて入った。

「この空間は・・・」

「インビジブルタワーだ入ったのは初めてだったよな?」

「うん・・話には聞いてたけどこんな空間作るとは・・」

「とりあえず能力のトレーニングを始めろ」

「わかった」

直哉の話を無視して能力開発が始まった。俺はその光景を見ながら出口のドアに向かった。

「シミュレーション1」

と俺が言った時だった、俺の目の前に超強化ガラスが具現化し奥の方からゾンビっぽいやつの唸り声が聞こえた。

「ななななんだこりゃ!」

直哉はすっごい動揺していた。

「落ち着け・・・とりあえずそいつらを倒せ・・シミュレーションレベル1だから死にはしない」

「そんなこといったってーーー!」

そう言いながら直哉は走っていた。

「イメージだ!イメージ・・・逃げるな!狩れ!狩ることだけを考えろ!」

「狩る・・狩る!」

直哉は止まりゾンビっぽいやつを見ていた。時だった、直哉の手には炎を纏った長器械の大刀が握られていて、靴に電が纏っていた。

(なるほどな・・俺が前に貸した棒の影響も受けてるな・・・)

と俺が思っていた時だった。直哉は雷と同じくらいのスピードで笑いながらゾンビっぽいやつらの胴体や首・真ん中を真っ二つにしたり回転して斬ったり突いたりしながら前に進んでいた斬ったところや突いたところから燃えそのまま骨になって行った。

「まぁ世界がこんなことになる前からだから・・もう10年くらい前からトレーニングはやってたから能力使えるようになるまで結構かかったなぁ・・・」

「これって・・どれだけやればいいんだ!」

「レベル1だ頑張れー!」

そのまま直哉はゾンビっぽいやつらを殺し続けた。

  —5時間後—

「はぁはぁ・・・終わった・・」

と直哉はぶっ倒れながら言った。

「おぉ~頑張ったな!」

「う・・うぃ~・・」

「しんどそうだな・・まぁそりゃ初めて覚醒させてあれだけやればな~」

俺はそう言いながら軽く笑いながら近づいて言った。

「どうだ?動けそうか?」

「いや・・・無理・・」

そう言いながら直哉は汗まみれで眠ってしまった。

「・・・・まったく・・・」

そう言いながら俺は直哉を見ながら頭を軽くかいた。

「水・・」

そう俺が言うと俺の手には冷水が入ったバケツが出てきた。その水を直哉の顔にぶっかけた。

「@:;。・。、&%$#!!」

直哉は言葉になってない声をあげた。

「なななな!なにすんだ!サッブ!!」

「あほ・・こんなところで寝んな」

直哉は頭を左右に振った。

「そういえば・・このU地区の生き残りのリーダーは誰がいいかな?」

「やっぱ師匠じゃないかな!」

「みんな同じこと言うのな」

俺はそう言いながら頭を軽くかいた。

「わかった・・俺がやるか・・とりあえず1週間後に他のところで生き残ったやつらのリーダーとの話し合いがあるからお前も来い」

「わかった!」

俺はそう言ってまだ座り込んでる直哉と話をした。

「あれって・・何体いたの?」

「100体だ・・レベル1だからな」

「マジでーーー!ってか腹減ったー!今何時?」

「あー17時だな」

「げ!昼飯食ってねー!」

直哉はそう言ってまた寝ころんだ。

「それにしても才能ないのになかなかの戦闘だったな」

「よっしゃ!」

「でもまだまだだなぁ・・・俺なら数秒もかからんのになぁ・・・」

「師匠と一緒にしないでくれ!」

転がったままの直哉とそんな話をしながら俺は直哉の近くであぐらで座った。

「生物学的には同じだろ」

「いやいや・・それはない!」

「言いきんのかよ・・それじゃぁ・・・お前の長器械の大刀は火焰龙(フオヤンロン)な・・で靴は電を纏った靴は雷龙(レイロン)な」

「かっけぇーーー!!」

俺は少しあきれ顔で話した。

「とりあえずこれからはもっと強力にするからな」

「わ・・・わかった」

そう話しながら直哉と俺は立って部屋に帰った。

「それじゃぁ・・また明日なー」

「え?」

「え?じゃねぇよ」

「わ・・わかった・・それじゃ」

そう言って直哉はそのまま部屋に戻り、俺も美香たちのいる部屋に行った。

「遅かったね!」

「まぁ弟子が全然ダメダメだからなぁ・・まぁ今日やっと少し使えるようになったけどな」

「そうなんだ」

と話しながら飯の置かれたテーブルに座てごはんを食べ、部屋で軽く子どもたちと遊んで風呂に入り、ゲームを少しやっていつも通り、インバリッド以外のものを消し布団に入った。

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