10 終焉と始まり
よろしくお願いします
~コウチェン王国~
その日は空が青かった。日差しは少々きついが、それでもまだ心地いい方だった。こんな日は日向でのんびりするのがいいのではないかなどと思っていた。
「姫様、お飲み物をお持ちしました。」
専属のメイドが飲み物をもって来ていた。
「なんでもないわ。ただ、いい天気だと思ってね。」
そう言って私は、近くにあった椅子に腰を下ろした。
「確かに今日は良い日和でございますからね。最近は気の重くなる知らせばかりでしたし、ごゆっくりなされるのも宜しいですね。」
そう言って、紅茶を静かにテーブルに置いた。私はそれを持ち上げて、香りを楽しんで一口のんだ。
「やっぱり、あなたのいれてくれる紅茶は美味しいわね。これだけでも、心が軽くなるわ。」
「そう言っていただけると幸いでございます。」
そう言って、メイドは微笑みながら一礼した。この微笑みも私の心を軽くしてくれる。
そんな和やかな時間は急に終わりを告げた。
奥から誰かが走ってくる音が聞こえる。近衛騎士のものだろうか、私のなかに不安が生まれる。
「姫様!! 至急会議室へお越しください!! 一大事にございます!!」
私の顔を見るや騎士はそう言った。どうやら、相当に大変なことが起こったようだ。私のなかの不安は更に大きくなった。騎士は、先程から焦りを露にしている。
私は、急ぎ会議室へと来た。なかには、父王と母、宰相、軍務卿および我が国の大将軍がいた。この面々から戦にかんすることとさっしがつく。おそらく帝国で何かあったのだろう。
「キュア来たか。まずはこっちに来て軍務卿の話を聞きまさい。」
私は父王に従って、軍務卿の話を聞くことにした。
「そえでは、話を始めさせていただきます。
先程、帝国に送り込んでおりました手の者より知らせがありました。そこには帝国が異形の軍を形成し我が国へと進軍を開始したとありました。知らせから考えますに、2~3日後には、我が国と交えることになると思われます。」
「敵の手勢はどれほどなのだ?」
「少なくとも3万は下らないかと思われます。」
「なっ!! そのような大群どうすればいいというのだ!!」
「我が方の兵士は10万おります。しかし、それでも厳しい状況です。だからこそ陛下にはこの国より逃れていただきたいのです。」
「それはならん!! 民草を残し王のみが生きてなんになる!! 我は、この国と運命をともにすると即位の時誓ったのだ。」
「あなたはそういわれると思っていました。私もお供いたしましょう。」
「陛下、わかり申しました。されどまだ年若い姫だけでも国外へ。」
「何を言うのです!! 私も王族の一人、覚悟はできております!!」
嘘だ、私にはそんな覚悟なんてない。まだ生きていに決まっている。昨日までのいや、先程までの平和なときを過ごしていたい。しかし、私も王族の一人なのだ、民をおいて逃げるなどという選択できるわけがない。
「キュア、お前は民たちと共に逃れるのだ。そして、民を守れ。お前には辛いことを頼むが、親として娘を殺すことはできぬのだ。」
私はこの言葉を直ぐにでも聞き入れたかった。しかし、それをすることを私の体は許してはくれなかった。
「いいえ、お父様!!私も残ります!! 」
「聞き分けよ!! 父の最後の願いだ。どうか聞き届けてくれ。」
聞き届けたい。されど体は逆のことをする。そうこうしていると後ろからビリッとするなにかをされ意識を奪われた。
「姫様には悪うございますが、今は一刻を争うとき眠っていただきました。」
「すまんな大将軍。」
「いえ、陛下のお気持ちを察すればこそでございます。」
「キュア、生きてくれそして我が国の民を導いてくれ、お前に重荷を持たせる父を許してくれ。」
その日、コウチェン王国から一般市民が1000の兵によって国外へと避難させられた。
教国及び共和国はこれを受け入れ、難民ようの仮設住居を用意した。
そして、この大避難から3日後コウチェン王国は異形の軍との交戦を開始した。最初は、王国軍も善戦していたが、次第に異形の軍が優位にたった。疲れを知らない異形たちは、次々と王国の兵を殺していった。
そして、戦いより2日後コウチェン王国は異形たちに蹂躙され歴史の幕を下ろした。
~道化の噺~
「皆様お久しぶりに存じます。この物語はこれより動き出しまする。少年は力をてに、少女は己の無力を手に、この縁はやがて繋がり、激しく燃え上がることでしょう。いよいよ幕開けでございます。さてさて、この物語の終演はいかになるのでございますのやら、皆様またお会いいたしましょう。」
名前部分をとってみました。ちょっとは小説ぽくなりましたかね?
どんどん進めていきます。あともう少しお付き合いよろしくお願いします。
駄文で申し訳ないです。




