プロローグ~始まり~
よろしくお願いします。
???:
「人の子よ、我の声に応えよ」
荘厳な声が俺に呼び掛けてきている。俺は、今何をしている?視界は暗くなにも見えない。そもそも、俺とは誰だ?
???:
「人の子よ、汝の名はナマケ=ニート、我の空間にのまれるでない。」
声はそういってきた。なんか思い出してきた。そうだ、俺は村民の子で今年15になって成人したのに働きもしない穀潰しだ。あれ、目から雨が……
???:
「人の子よ、これから言うことをしかと聞き届けよ。我は、理にして虚空に住まうもの、空間を創造し世界を創りしものなり。
されど、我の力は衰え理が揺らぎ、世界の歪み足る存在を産み出してしまった。このままでは、世界そのものが消えてしまう。今の我ではこの歪みを消し去り正すだけの力がない、人の子よ、汝に我のわずかな力を与えよう。それは灯火、汝の道を示し、汝の力となり、汝と共に成長する力。その灯火は、いずれ大炎となりて燃え上がり汝を栄光へといたらせるだろう。」
何をいっているんだ?理?力?栄光?なぜ、俺なんだ?
理:
「人の子よ、別れの時だ。世界の命運は汝に託す。すでに、宣は出された。汝には、もはや曲げることは叶わぬ。どうか、強くあってくれ」
その言葉を最後に、俺の意識は何かに引っ張られるように沈んでいった。
~朝~
???:
「ナマケ!いい加減おきな!あんたって子はどうしてそんなだい!」
朝聞こえるのは、決まって母のこのこえである。
ナマケ:
「まだ眠たいんだ。あともう半刻このまま……」
母:
「今日と言う今日は寝させないよ!」
そう言い母は、俺がぬくぬくと寝ていた布団を剥ぎ取り、俺を寝床から強制的に起こした。
ナマケ:
「痛いじゃないか母さん。」
俺は、気だるげに母にそういう。
母:
「いいから顔を洗ってきな!あんたに教会から召喚状がとどいてんだよ!」
へ?召喚状?あ、なんか夢の中で……あ!理?とか言うのが言ってた宣ってもしかしてこのこと?
母:
「ボケッとしてないで早く準備しな!」
俺は、鬼の形相とかした母をこれ以上怒らせるのは不味いと思い、気だるげに準備を始めるのだった。
~道化の噺~
道化:
「これより始まりますのは、数奇な少年の物語。この物語の終焉には何が待つのか。栄光?裏切り?はたまた何もないのかもしれません。この物語は、皆々様だけに語られるもの。この少年の運命の道をたどり、その終端までご案内させていただきますはこの道化。さあ、もう時間でございます。私は道化、理から外れ理を語るもの。また、いずれ皆様の前に現れるまでしばしの別れをば。」
お読みいただきありがとうございます。不定期でやっていきますのでよろしくお願いします。短い間ですがよろしくお願いします。




