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2日目②

 「…このスマホとやら、本当に興味がつかないな」


 俺はショウゴに見せてもらったスマホをいじっている。

 もちろん、遊んでいる訳でない。ちょっとした研究だ。


 今更だが、トンネルの中はとてつもなく暗い。光球を使っても、10m程しか分からない。いつ奴等が襲って来てもおかしくない状況だ。


 「…静かですね」

 「何がだ?」

 「いくらここが地下だとしても、地上での戦闘だと思われる揺れはともかく、地下の誰かの足音すら聞こえてこないんですよ」


 確かに、俺達が歩みを止めてみると全く音が聞こえない。

 それだけトンネルが大きいのか、はたまた誰もいないのか。

 不気味さを通り越して、心地よさを感じる。


 「取り敢えず、急いだ方が良さそうだな」


 先が見えない状況である今、奴等がいつ、どこから湧き出てくるか分からない。湧き出る前に目的地に着くべきだろう。

 その瞬間、


 「ッ!!」


 殺気を感じる。

 俺が警戒している時、相手の体内の魔力、特に殺気といった類いの感情は外に漏れやすいため、直感的に位置や数が分かる。

 前方から3~5人。距離は約50m程。


 「気を付けろ、敵が来る」


 ショウゴに忠告する。ショウゴは一瞬驚いた様だか、すぐに気を引き締めて銃を構える。

 俺はショウゴの前に立ち、敵を迎える。


 数分もすると、奥から人影が見える。数は5人、予想通りだ。ただ、違和感が残る。


 ショウゴが俺に隠れながら先制攻撃をする。相変わらず五月蝿い。タタタタッと乱れ撃つ弾は、意味を成してないように見えるが、奇跡的に1人の頭に命中した。

 奴が倒れるのを見た仲間の2人は、もちろん俺の方に突っ込んで銃を撃つ。俺はそれを障壁で防ぐ。相手がほんの一瞬だけ隙を見せた所を狙い、風の刃を放つ。風の刃は2人の体を簡単に引き裂く。

 自分でやっといてなんだが、なかなかグロいな…。


 残った奴等を睨む。と、ここで違和感の正体に気付く。

 人質だ。人質がいたのだ。俺と同年代の女性が捕まってしまっている。


 ショウゴに止まるよう指示。

 だがどうする?どうやって彼女を救出する?

 何か策は…


 ある、あれが。


 この魔法、かなり魔力を消費するんだが今回はしょうがない。やるか。


 魔力を掌に込めて、奴に向ける。

 大量の魔力を感じたのか、奴がたじろいた次の瞬間、



 「ガァァァァァァッッ!!」


 彼女を離し、両手で頭を持ち、土下座する。


 「ウアァァァァァァァ!!」


 ゴッ、ゴッ、と何回も頭を地面に打ち付ける。


 「…何したんすか?」


 俺が、一仕事終えた顔をしていると、ショウゴが聞いてきたから、


 「何って、奴のトラウマを掘り返して恐怖を何倍にもしてやっただけだ」


 と、爽やかな顔で答えてやった。


 「…えげつないですね…」


 その後、奴が気絶したのを確認した後に、念のため記憶を消しておく。後が面倒だからな。


 人質になっていた女性はショウゴが確認に言っている。俺が奴等の食糧を漁り終えたあたりで戻ってきた。


 女性の名前はカナデだと言う。ここから少し行ったイケブクロから連れて来られたらしい。


 「池袋駅には、まだ沢山の人が取り残されてるんです。お願いです、助けて下さいぃ」


 なんて、しがみつかれながら言われた。

 イケブクロは俺達の目的地でもあるからな。尚更行かない訳は無いだろう。


 「さぁ、行くとしますか」


 俺は目的地へと進む。

皆さんどうも、紫です。

前回からちょっと間が開きましたね。

てか、今更ですけど、不定期更新ですからね?

その辺は悪しからず。


意見・感想・評価待ってます!!

…誰でも良いからコメント欲しいっす(ボソッ

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