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その4

上っていた太陽も何時しか日も暮れ掛けていた。

 二人は暗い中、肩で息をしながら疲労困憊になりながらも、必死に辺ポーズの案を練っている。

もうウンザリしていた若い男は、憤慨しながらも、やけくそぎみにポーズをとっていた。

 「へ~~ん、しん!ハッ!ホッ!ヤァ!ドッコイショ!トォッ!」

 「いいよ!。それ、すごくいい!」

 「はぁはぁ、あ、ありがとうございます。」

 「これからは、その変身ポーズで行ってみようか」

 「は、はい…」

 やっと合格が貰え、精神的に落ち着いたからか良いっ気に力が抜け、その場に大の字になって寝転ぶ。

 そんな様子を見て、満足しながらその場に座り込む中年男性の携帯に呼び出しがかかる。

 「はい、はい…はい、分かりました、すぐに現場に向かいます」

 大の字になっていた若い男は、ゆっくりと身体を起こしながら、

 「怪人ですか?」

 「ああ。どうやら市街地い新しい怪人が出現したらしい」

 「じゃ、すぐに行かないと」

 「よし、今こそ特訓の成果を試す時だ。

  変身するぞ!」

 中年の男は、奮い立たせるようにして若い男に気合を入れる。

 

 「変身!」

 若い男は、何時もの掛け声を掛けるだけで変身をし、足早にバイクにまたがり颯爽と走り去っていくのであった。


 「お、お~い、ち、ちょ、ちょっとまてぇ~!

  今までは何だったんだよ!。

  …これだから新人はさ…」

 呆れて起こる気力もない中年の男は、そんな彼の後姿を見ながら、

 「へん~、へん…へ…、変身…変身!

  や、やっぱりこっち方が今の子にはいいのかな…。

  戦闘員にボコられることもないし…。

  あいつら最近、手加減とかお約束とかが通用しなくなってきてるから

  な…」

ぼやきながらも、その場を後にして現場に向かうのであった。

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