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その1

ドッカーン‼


 大きな爆発を背にしながら、二人のヒーローがゆっくりと歩いていると、二人の男の姿に戻っていく。


 「お疲れ様でした」

 「はい、お疲れ様。最後の決め技のキック、中々良かったじゃない」

 「本当ですか!先輩!」

 「ほんとほんと。

  意気込みというか、気迫?。

  この、何としてでもこの一撃で怪人を倒してやるんだという、気持ちが

  伝わって来たよね」

 「ありがとうございます」

 深々とお辞儀をする若い男性の謙虚な姿に、まんざらでもないと思いながら、得意そうな表情を浮かべる中年の男性。

「実は、無我夢中で何をしていいのか分からなくなっちゃって、咄嗟に出たら   

 ああなった感じでして…」

 「いやいや、そんな事ないって。

  新人なんだからさ、最初はみんなそんなものよ。

  だから思いっきりやらないと。これからも、期待していますよ」

 中年の男は、若い男の肩を叩き励ましの言葉をかけ、

 「はい!」

 その言葉に、元気に答える若い男だった。


 

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