何事も『かもしれない』が重要。
こんにちは。前回に引き続き、吉田です。
久々の猛暑で頭の狂った俺は、ノリで矢代に「失せろ♪」となんとも陽気な調子で告げて家へ帰ったのであった。
又、不審者が出たとかなんとか連絡が来たりしたのであった。
色々あったのであった。そんな感じで、本編始まるのであった。
ピンポンパンポーン・・・。今日は、語り手矢代でお送りいたします。
「ああ、今日も一段と素晴らしい日になるであろう!!」
そういって俺は、カーテンを勢いよく開け叫んだ。俺の名は・・・おっと、名乗るほどのものじゃねぇ。というか、一行目見ろ一行目!!矢代だ!!
下の名は聞かないでくれたまえ。著者の希望により、かの有名な涼宮●ルヒのキョ●みたいな感じでシークレットなのだ。
雪宮様の写真が沢山並んでいる階段をおりてTVをつける。今日の正座占いは一位。今日の占いのお姉さんもキャスターの中では一位と言って良いくらいの美女だった。「ツいてるな」俺は呟きテーブルのパンを咀嚼しながら妄想タイムに入った。
「もしかしたら、朝雪宮様と偶然ぶつかるかもしれない。
もしかしたら雪宮様はその時、パンを銜えているかも知れない。
もしかしたら雪宮様はその時、恋に落ちるかもしれない。
もしかしたらその後、俺と雪宮様は付き合うかもしれない。
もしかしたらその後、なんだかんだでできちゃった結婚するかもしれない。
もしかしたらその後、永久に幸せな家庭を築けるかもしれない。
・・・・・・・・・・・・・・っと、そろそろ学校行くかぁ。」
妄想タイムを終え、歯磨きをしながらバッグの中身を確認。
歯磨きを済まし玄関を出て一息ついたのだった。
「ふぅー・・・、今日も一日頑張んぜっ!!」
いつもの道を通って学校へ向かう。
爽やかな朝だ。