あとがき
こんにちは。
連載作品としては三作目、読みきりを合わせると六作目となる今作品もとうとうフィナーレを迎え、ここに完結する事が出来ました。
今までの作品以上に沢山の方に読んでいただく事が出来、作者としてはとても嬉しく思います。
応援して下さった方々には厚く感謝しております。
さて、この作品は過去の連載作品よりかなり原稿量が増えています。せいぜい原稿用紙換算で二百前後が限界だったのに、今回は約二倍にまで増量してしまいました。
いい事なのやら悪い事なのやら。無駄な表現が増えたとも取れますし、細かに描写をするよう心がけたのだとも取れます……ね。
出来るだけ丁寧に表現をしようと心がけて執筆にはかかったのですが、分かりにくい部分も多々あったと思います。まだまだ修行が足りませんね。
各話はだいたい原稿用紙八ページ分あります。ちなみに、「ミラーツインズ〜鏡の双子〜」は四、五程度でした。「黄昏の誓い」はこの作品同様なのですが、話が短すぎたもので……。
今まで以上に話も勿論の事、キャラクターにこだわりました。
出来るだけ見た目だけでなく、中身を滲み出そうと、リアルにありそうな人達を作ってみました。
瑠衣とファイは普通のパターンを当て嵌めてますね。瑠衣は天然でありつつ、何処にも居そうな普通の女の子。ファイはツンデレなやはり居そうな男の子。織音はムードメーカーでしっかり者な感じで。マリアナはたどたどしい感じが出したかったんです。恥ずかしがり屋さんですぐ誰かに使役されてしまうと言う何ともある意味可哀想なポジションですけど。悠の場合は自分の理想な人をイメージして具現化しただけです。あんな優しい人、私の周りには居ませんから。カシオはもう表面クールで信念を貫くという渋どころのキャラクターになってしまいました。あそこまで絡みづらい人になるとは思わなかったです……。蓮斗はとにかく周りとはズレた人を書きたかっただけです。それに良く似た人々が何故か私の周りには多かったりします。メリッサも蓮斗同様キャピキャピの子が周りに多いので。ただし恋愛になると可愛かったりするんですよ、そういう人ほど。沙羅はもう悲劇のヒロインとして演じてもらいました。クートはカシオに似ていたりします。一度何かを思い込むとなかなか周りが見えなくなるところが。ただ、違う事と言えば、カシオには恋愛に対する興味がないんですよね……。
長ったらしく基礎キャラクターの事をだらだらと書いてしまいましたね。
脇役については特に設定をしっかり作ったわけではないんです。ただし、リンゼは瑠衣とよく似た感じにするためにそれなりの設定はしました。天帝は本当に最後しか出てこないのでもうその場作りでしたが。
友達にも宣伝するために、キャラクター達を絵にしてアピールしたりしてみました。近いうちに本家サイトに記念イラストを載せる予定ですので、気が向いた方はプロフィールからどうぞ。
絵を何度も何度も描いていたせいか、キャラクターに対する愛着度はこの作品がナンバーワンです。ここで終わってしまうのが作者である私自身残念です。もっと彼らと一緒に過ごして居たかったですね。
しかし別れはつきもの。笑顔でお別れをしましょう。
今の所、これの番外編を書く予定はありません。それとここでお知らせするのも何なのですが、「黄昏の誓い」のもう一編の番外編ですが、アイデアがまとまらないので、そこから先は書かない事にします。楽しみにして下さった方、申し訳ありません。
新たな小説はまた書き始めていく予定です。ただ、読みきりか連載にするのかはまだ未定です。
改めて御礼を。
スピリチュアル・ストーリーを最後まで読んでいただき、有難う御座いました。
彼らに愛着を持っていただければ幸いです。
以上をあとがきとかえさせていただきます。本当に、応援有難う御座いました。
平成21年5月 天宮 瑞姫