表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死人(sibito)  作者: 山田健一郎
1/10

プロローグ

なぁ あんた知ってるか?

心臓麻痺って物凄く痛いって事を。

足つった事あるだろ? ふくらはぎつると痛いよな。

でも太もも攣るとその数倍痛いぞ。さらに両足の太ももの前と後ろ両側同時に攣るととんでもなく痛いぞ。

だがな、心臓が攣ると心臓に焼かれた鉄の杭が打ち込まれたような、とてつもない激痛を味わう。

とどめを刺される吸血鬼の気分が味わえる。


あの時俺はたぶん寝ていたのだと思う。

仕事を辞めて毎日浴びる程酒を飲む日々を送っていた。

気がついた瞬間には激痛で飛び起き、自分の胸をゴリラの様に両手で叩いていた。

そして身体を壁に何度も自ら叩きつけていた。

意識してやった事では無い。

身体が勝手に動いていた。そして俺は倒れた。

倒れて直ぐに身体が激しく痙攣し始めた。

昔インフルエンザをこじらせて肺炎になり、41度以上の熱を出した時を思い出した。

助けを呼ばなくては!

俺は「誰か救急車を呼んで下さい!」と叫ぼうとしたが肺の動きも停止していたため声が出せなかった。

意識が段々と薄れて来た。不思議と痛みや苦しみを感じない。

ああ、俺は今死ぬんだなと悟った。


俺はその時仰向けに倒れていたのだが、何か黒い気配が俺の頭に向かって近づいてくるのを感じた。

死神が来たのだと直ぐに悟った。

「嫌だ!まだ死にたくない!もう少しだけ待ってくれ!代償を払う!」

俺は心の中で思い切り叫んだ。

するとその黒い気配は小さく萎んで消え去った。

俺は意識を失った。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ