赤ずきん(題名未定)予告編
むかしむかしあるところに、あかいずきんをかぶったおんなのこがいました。おんなのこにはママとパパがいませんでした。おんなのこのかぞくは、もりにすむおばあちゃんだけでした。
おばあちゃんとふたり、なかよくもりでくらしていたおんなのこ。とてもしあわせでした。
あるひ、おばあちゃんは、おんなのこにもりでとれるフルーツをとってきてもらおうとおつかいをたのみました。バスケットをもってスキップしながらもりをあるき、おんなのこはたくさんのフルーツをとってきました…………
キャア───────ッ!!
とつぜん、もりぜんたいにひびくおおきなおおきなひめいがきこえてきました。このもりにすんでいるのは、おばあちゃんとおんなのこだけでした。なきながらあるいてきたみちをもどったおんなのこ。いきおいよくいえのドアをあけるとそこにいたのは…………
おんなのことおなじくらいのねんれいのオオカミにんげんのオスが、それはそれはおいしそうにおばあちゃんをたべていました。
オオカミにんげんは、おんなのこのすがたをみたしゅんかん、にげるようにしていえをでていきました。
ママもパパもいなくて、ゆいいつのかぞくだったおばあちゃんをたべられてしまい、おんなのこは、ひとりでなきつづけました。
いつまでもいつまでもなきつづけました──