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If The World  作者: リコ
3/7

A little white lie

今日も僕はキミに嘘を吐く。

頬を紅く染め、花が咲いたように微笑むキミ。

そんなキミの視線の先に僕は居なかった。


ホントの気持ちを伝えたら、キミはどんな顔をするかな?


……きっと優しいキミは泣いてしまうね。


どんなに僕が辛くても


悲しくても


キミが笑顔になれるならそれでいい。


キミの笑顔のために僕は今日も嘘を吐くから。



ある日、キミは僕の気持ちに気付いてしまった。


クラスの人が噂を流したらしい。


キミは泣きながらごめんねと言い、距離を置くからサヨナラと言う。


まって、、まって、、、ッ、まって………………




待って!!!








僕はまたキミに嘘を吐き続け、ホントの気持ちを押し殺した。


嫌いだ、ウザイな、好きなわけないじゃん


キミの涙の理由が変わってゆく。


どうして、今更


僕をそんな()で見るの?


そんな顔をしないでよ。


紅く染まった頬の理由は泣いていたからなんでしょ?



ねぇ、、ねぇ、、、ッ、ねぇ………………


僕は、また今日も嘘を吐き続けた。


嘘を吐き続けた僕のホントの言葉は、もうキミには届かない。


早くあの人と幸せになってよ──────

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