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U.S.M. 未知奇怪物質回収班   作者: 記録者サウザンド
1/1

EPISODE1 カオスデリンジャー

じつは初めて小説に挑戦します。

まだ、キャラの描写が不自然で間抜けに見えてしまうかと思われますが、頑張っていきたいと思います!


チームでも任務を遂行する1話完結ものです。

内容的には攻殻機動隊やカウボーイビバップのようなスタイルを目指したいと考えております。

ー上空ー

USMヘリ内部


ゼロ「さあ、ブリーフィングを始めるぞ」

ゼロという青年が統制力のある声で言った。


ゼロ「今回登録されたのは、危険レベル3、殺傷性が確認済みで、すでに3人が犠牲になっている・・・形状は拳銃のデリンジャーに酷似しており、何らかの形で容疑者に渡ったようだ。今回の任務はそのUSMの回収と容疑者の確保だ。」


ドス「デリンジャー?妙に渋いんだな。USMにも渋いやつとそうでない奴がいるのかもな!」大男のドスが冗談を挟む


ゼロ「そうかもしれんが、奴は無生物だぜ?悪いが話を進めさせてもらうよ?」


ゼロ「場所はローマの住民街。同一の容疑者と思われる事件は既に6件で、亡くなったのは3人だ。逃げ延びた人の証言から容疑者の持ったデリンジャーには特殊な能力があることが分かった。その辺は調査に行ってくれたチドリに頼もう。」


続けて喋りだしたのは和服美人の女性のチドリだ。

チドリ「了解よリーダー。あのデリンジャーには空間を歪める能力があることを、確認したわ。銃弾がヒットした地点には未知の変異が見られたわ。」


チャール「未知の変異ってー?」

子供のような声で話したのはチャールである。


チドリ「えぇ、原理はわからないけれどヒットした地点を中心に半径20cmの範囲が消え去っていたの。行き先は不明で、被害者の様態から人体にたいしても有効であることが確認済みよ。」


ゼロ「了解した。ありがとう。ターゲットの名前はカオスデリンジャーという漢字でいこうと思うが、異論はないか?」


アイン「なんというか、強そうな名前だね!」


ゼロ「アイン・・・危険なもの気を付けるんだぜ?」


アイン「わ、わかってるわよ!冗談よ冗談!」


チドリ「はいはい!痴話喧嘩はおしまい!」


アイン「違うわ!そんなんじゃないわよ!」

チドリ「さぁどうかしらねぇ?」


ゼロ「??まぁいい。では作戦内容の説明を行う!」


-------


ゼロ「オペレーター!作戦開始宣言を申請!本日21時00分。ローマ帝国北部住宅街にてUSM-578 カオスデリンジャーの回収及び容疑者の確保作戦を実行する!」


オペレーター「申請了解。各自持ち場で待機せよ!」


一同「了解!」


-------


ゼロ「こちらゼロ、目的地に到着。各々準備はいいか?」

ー全員の準備完了を確認


ゼロ「作戦開始!予定通り容疑者が潜伏していると思われる雑ビルに潜入する!」


ガキッ!ビルの部屋には電子ロックによる鍵がかかっている。潜入とはいってもそんなに甘くはない。こういうときには頼れる奴がいる


ゼロ「チャール!オートロックだ!ポイントB33-2-3だ」


チャール「りよーかーい。この程度余裕だねー」

カチャカチャとキーボードを叩くような音が聞こえたと思ったら、ドアノブの部分からカチャリという音が聞こえた。どうやら解錠に成功したようだ。


ゼロ「流石だ。ありがとう。では侵入するぞ。」


慎重にドアを開くと同時に部屋の暖かみを感じた。空調が効いているようで、なかに人がいるのは間違いないようだ。

どうやらよくあるオフィスのような間取りらしい。

各個人の仕事用のスペースが区切られており、なかにはコンピューターやら書類やらが山積みだ・・・


さらに進むと

アイン『危ない!右に避けて!』ゼロ「!?」

ズドン!!グニャア・・・


突然の奇襲であったがアインの助けにより助かった・・・

タタタタタ!素早い足音が聞こえる!不味い!逃げられる!


ゼロ「くっ!」ズドン!!


俺はとっさに手持ちの銃を奴がいると思われる方向に発砲した!


容疑者「うぐ!ハァ!」パリーン!

どうやら俺の弾丸は当たったらしい。しかし俺たちの組織は容疑者を殺してはならない。先程の銃には小型の発信器を内蔵してあり致命傷にはならないように設計されている。

すこし状況を整理しよう。やつの居場所は筒抜けだ


ゼロ「すまないアイン・・・お前の天性の感とやらには助けられてばかりだな・・・」


アイン「流石に今回のは焦ったわ・・・なんとか間に合ってよかったけど・・・」


アインには謎の能力がある。本人は感だといっているが、さっきのように俺たちの命を何度も救ってくれている。


ゼロ「よし!追うぞ!チャール!奴はいまどこにいる?」


チャール「B-33地区からB-30地区の方向に北上中!並みの人間のスピードだねー」


俺もマップを、開き確認する。よし、これでいこう


ゼロ「了解した。ではa-14地点の大通りで奴の確保を行う!俺はやつを誘導する!ドス!A-20地点にUSM-143フラッシュロープとUSM-73ラピッドシューズを、投下してくれ!」


ドス「待ってたぜリーダー。了解だ」


ゼロ「アインはUSM-48パラライズライフルの準備をして見張らしのいいとこに頼む!」アイン「おっけい!」


ゼロ「チドリはおれと共に先回りして奴の誘導を手伝ってくれ」

チドリ「了解よリーダー」


ゼロ「では・・・移動開始!」


-------


入手したラピッドシューズで奴の先回りをし、フラッシュロープをやつを誘導できるように張り巡らした。


結果は有効。ラピッドシューズは文字通り早く走れる靴。そして不思議なのがこのフラッシュロープ。


ロープのくせにパチリと光るという代物だ。犯人くんは相当動揺するハズだ。


A-14地点大通り


アイン「来た!」

犯人は、大きくふらついている・・・無理もない、あれだけのフレッシュを食らっていたのだ、ほとんど目は見えてないだろう・・・


ズドン!!アインの狙撃は持ち前の感により気持ちの悪いほど正確だった・・・無事俺たちはカオスデリンジャーと容疑者のルイス・ラ・コルーニャを確保した。


事情聴衆によると、ある日彼のオフィスに彼宛の荷物が届き、

そのなかにカオスデリンジャーが入っていたとのことだ。

差出人は不明、逆追跡が可能かと思われたが、荷物は直接的にオフィスに持ち込まれたものであった。

ルイスは以前から折り合いの悪かった同僚と上司と当時別れたばかりの彼女を殺害したが、そこまでしか記憶にないということである。これもUSMによる能力なのかは不明。

現在カオスデリンジャーはUSM財団にて保管されている。


「USM-846カオスデリンジャー」

分類 武器

性質 殺傷

能力 空間破壊、記憶障害(未検証)

危険度lv3

USM財団にて管理


------

アイン「いやぁあの狙撃は緊張したよ~(*´ω`*)」


ドス「いやいや、見事なものだったぞ!もと軍人の俺が言うのだから間違いない!それよりゼロ!もっと俺にもドンパチやられてくれよぉ~」


ゼロ「ばかやろう!お前がドンパチやっちまったら街が傷ついてしまうだろうが!」


チドリ「ドスくんはもっと静かに戦わないとだめよ~」


チャール「ドスだけにドスドスうるさいもんねー」


ドス「くそ~バカにしやがってぇ!おいゼロ!今度荒れ場の仕事があれば、ぜって~出してくれよな!頼むぞ!」


ゼロ「はいはい!機会があったらね!」


こうして俺たちの日常は進んでいく、俺たち五人はいつも一緒だ、作戦外でもこうやって一緒に飯を食べながら他愛もない話で盛り上がる!

まるでそうだな・・・家族・・・そうだな!家族みたいなものさ!


家族・・・か・・・


続く

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