しゅうせん
(´・ω・`)お待たせしました
洞窟の入り口上空まで来て様子を確認。
粉々になったバリスタの前でイライラしてるのか、腕を組んで指をパタパタしてる男が一人。
おそらくこいつが転生者だろう。
俺は男の前に降り立つと、男は俺を睨み付けてきた。
「バリスタを爆破したのはお前か?」
「ああ」
「ざけやがって…!」
なんか怒ってる男の右手に青白い光の粒子が集まると、それは一つの剣になる。
この男の能力は武器生成とみていいだろう。
まだ一回しか見てないので何とも言えないが……。
ちなみにバリスタにした細工は、一発撃つと爆発するといった簡単なもの。
この爆発で射手はみな、良くて重症、悪くて即死といったところだろうね。
俺は手に魔力を纏って剣を掴み、奪う。
奪った剣は男の手から離れた瞬間光の粒子となって消えた。
「シッ!」
光の粒子がなんなのか考えていると、男は新たな武器を作り出して攻撃してくる。
その攻撃は小剣による横一線。
それを限界まで屈んで避け、男を倒すために足首らへんを狙って蹴る。
が、跳んで避けられてしまい、跳んだ彼は小剣を消してナイフを作り出すとクナイのように投げてきた。
俺は咄嗟に障壁を張って防ぐ。
「チッ!」
隠す気が全くない舌打ちをした男は、通常より二回りほど大きい大剣を作り出して斬りかかってくる。
大剣の重さにより増した落下速度での攻撃は絶大な威力を誇るだろう。
俺が相手でなければ。
魔力を纏った右手で受け止め、そのまま大剣を握力で握り壊す。
「はあぁッ!?」
この程度で驚いてたら転生者として未熟だぞー。
そう思いつつ、勢いよく手のひら同士を打ち付け合掌。
俺が合掌したのと同時に男が両側から何か目に見えないもので潰される。
「かはッ……!?」
何が起きたかわからないといった表情で、血を吐きながら地面に落ちる男。
「……ぐ……ぞ……があああああああっ!!!!」
なぜそこまで頑張るのか。
男は右拳を地面に叩き付ける。
すると、俺の足元に魔法陣が現れそこから様々な武器が現れる。
跳んで避けるが、上空からも武器が現れ、俺に向けて飛んできた。
おっと?
これはまずいぞ。
案の定障壁も間に合わなかった。
つまりクリティカルヒット。
「……やった…か…?」
えーと、なんだっけ? この言葉を吐いた状況は。
「あ、そうだ。フラグだ。フラグ」
「なっ!?」
驚く男。
それはそうだろう。
あの攻撃をまともに受けて服がボロボロになっただけなんだからな。
俺も相手側だったら同じく驚いただろう。
障壁なんて張らずとも、俺の防御力は頭がおかしいからしょうがない。
「聞きたいんだが……」
「……話すことはない」
「お前がそんなに必死になってるのって、神が関係してる?」
「……ッ!?」
図星だな。
「もしかして邪神?」
「は?あの人が邪神なわけ――」
【その子は邪神の子だよ。殺して構わない】
男の言葉に被せる様にゼオンが話しかけてきた。
「了解」
「ま、待てッ……!」
首を撥ねて殺した。
「ふぅ…」
あとはこの首を持って帰るだけか。
死体ごとボックスに突っ込んでその場を後にした。
未だに戦っているやつらの所に行き、死体をその場に出して言う。
「お前らの頭はとった。投降しろ」
風魔法を用いて全域に伝わせる。
俺の声を聴いた奴らは動きを止め、こちらを見た。
死体を見た奴らはその場に武器を落とし手を挙げる。
潔くて助かるよ。
そっからは早かった。
正しい情報は全域に伝えられ、生き残った敵国側の兵士はほぼ全員投降した。
何人かは逃げたが、まあいいだろう。
今宵の戦争は俺たちの勝ちで終わりを告げた。
やったぜ。
お読みいただきありがとうございます。




