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プロローグ
息抜き
【おはようございます。マスター】
脳内に情勢の声が響く。
おはよう。
ちゃんと転生出来たようだな。
【はい。前回のステータスも無事、引き継がれております】
それは重畳。
今回で何回目の転生だ?
【記念すべき千回目です。彼に連絡しますか?】
いや、連絡はしなくていい。
今回はこちらから出向いてやろう。
【サプライズですね】
ああ、サプライズだ。
「ああ、私の可愛いアルヴァ」
と、第三者の声が耳に届く。
女性の声だから今回の母親だろう。
まだ目が見えず、顔は確認できないが、声からして美人に違いない。
さて、そろそろ眠ろうか。
二年後にまた起こしてくれ。
【了解しました、おやすみなさい。マスター】