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「ごめんね」と「ありがとう」

作者: 戸浦美咲

愛犬と主人公の絆がどれぐらい凄いことなのかわかる物語です。

私には愛犬がいた。

名前はチョコ。

とても可愛い自慢の愛犬だった。

私が小学2年生のとき、家に犬がやって来た。

茶色のダックスフンドで雄。

生まれて何日もしてないのか、とても小さかった。

おばあちゃんが私のために飼ってくれたのだ。

「美咲、犬ほしい?」

とおばあちゃんが聞いてきたから、

「うん。ほしい。」

と答えた。


それからしばらくたって、おばあちゃんの家に行ってみると、

「美咲、ベッドをみてごらん。」

おばあちゃんがいつも寝ている布団を指差したので見てみると、

「わぁ、犬だ~。可愛い~」

ベッドには小さな犬が一匹寝ていた。

その犬がチョコ。

手のひらサイズでとても可愛かった。

チョコは私を見るとすごくうれしそうに鳴いた。

私はいつもチョコと遊んだ。

でも、おばあちゃんの家にいるため、行くのがめんどくさくなり、おばあちゃんに連れてきてもらったりしないと遊んだりすることはなかった。

けれど、チョコはあんまり会わないし、世話もおばあちゃんに任せてばかりなのに、私を見ると一目散に走ってきた。

とても嬉しく、幸せだった。


私は大きくなり、チョコと遊ぶ回数が減った。


2010年の夏、チョコが虫に刺された。

チョコが病気になった。

いつもみたいに餌をたべているけど残すようになり、冬には餌を食べなくなった。

私は散歩に行こうと思い、リードをつけて小屋のドアを開けるとすぐに走っていくのに、ゆっくりと歩いていた。

外に出ると少し歩いてから座り込み、動かなくなった。

私はチョコを抱いて散歩に行った。

重かったけど、久しぶりの散歩だったので楽しかった。

家に帰り、餌をあげたけど食べなかった。

あくる日、ジャーキーを食べたと聞いて行ってみると、うちが行っても最近は座っていたのに小屋に足をかけて立っていた。

そこからジャーキーをあげてみると食べた。

治ったと思い、とても嬉しかった。

……でも、治っていなかった。

薬を飲ませても一向によくならず悪化していった。

2011年5月25日、私は中学3年になって修学旅行にいく日、普通に三日間を楽しんだ。

家に帰ってきて、チョコの散歩に行こうと思い、玄関に行って靴を履いていた。

そのときお母さんが、

「どこ行くの?」

って聞いてきた。

「チョコんとこ行ってくる。」

って答えると、

「チョコは死んだよ。」

って言われた。

「えっ……。…何って?」

「チョコは死んだよ。お前が旅行に行った日の夜中の3時ぐらいに。」


嘘……。チョコが死んだ?

ありえない……


「うっそだ~。」

「嘘じゃないよ。おばあちゃんから言われた。夜中の3時ぐらいに目が覚めて見に行ったら、目を開けて舌を出して死んでたって」


私は家を出た。

チョコが死んだなんて嘘だと思い、おばあちゃんの家に行った。

チョコの小屋を見るとチョコはいなかった。


家に帰り、お風呂に入っているとき、涙がでた。


チョコがもぅいない……

死んだ………


私はお風呂で泣きじゃくった。

チョコは一人で寂しく小屋で死んだ。



チョコ、ごめんね?

あまり可愛がってあげられなくて。

たくさん遊べなくて。

ごめんね?

チョコにたくさん謝らないといけないよね。

ごめんなさい……。


あまり遊べなかったけど、決してチョコのことが嫌いだったわけじゃないからね?

こんな飼い主でごめんね?

うちのとこに来てくれて、うちの犬になってくれて、ありがとう。チョコと出逢えて良かった。


ごめんなさい。

そして、ありがとう。

読んでくださってありがとうございます。

チョコは私が小学2年の時におばあちゃんの家に来ました。

とても可愛かったけど、めんどくさいという理由で遊ばなくなり、亡くなった後でとても後悔しました。

動物は人間より寿命が短いため、1日でもかけることなく、世話をしないといけないということを考えさせられました。

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