天使の皮をかぶる私の話
思いつくまま書きました。
3分の2以上は恋愛要素ないです
私の名前はナンシー。
男爵家の長女です。
貴族の学校の特進クラスに通っています。
あ、ちなみにここは私の心の中です。
なのであたおかな人の独り言とかじゃないです。
大丈夫です!
私心の中は優等生な外見と違ってお茶目なんです。
(あ、昔一回だけ言われたことありますけどジャジャウマ娘ではないですから。)
あー、私の説明をしていませんね。
私は金髪に綺麗な緑色の瞳の美少女です。
羨ましいだろう、ちゃんと1週間に五通くらいラブレターもらってますからね。ふふん(ドヤ)
いつも学校にいる時は心に天使を飼っています。
よく猫をかぶるとかいいますけど、私動物あまり好きじゃないんですよ。特に犬は。猫はまぁあまり運動しなさそうですけれど毛がついたら取るのが大変でしょう。新品に近いドレスとかカーペットとか。
それに、貴族社会全体を見るとあまり飼っている方がいないんですよね。馬は紳士の方々飼っていらっしゃいますけれど。だから動物以外にしようと思って、私の外見的に天使とかでいいかなと。
流石に自分では天使とまで思ってませんよ。
ナルシストじゃないですし。
まぁでも目標は大きい方がいいですよね!
まぁそれはともかく、うちのお父様とお母様が恋愛結婚でですね、
2人ともとても綺麗なお顔なんです。
おかげで私も兄も妹も美形です。
お兄様は結婚適齢期にも関わらず婚約者の方がいらっしゃらないせいで夜会のたびに何人か女性の方に突げ…失礼しました、話しかけられています。
身内から見ればそこそこ優良物件だとは思うのですけれど。領地も安泰ですし。
で、私のいつもの天使ぶりをみていただきたいのですが。
朝6時、メイドが来るまでに起きます。
メイドに手伝ってもらって身支度をします。
(周りの空気がほわほわするように髪型も仕草も完璧にしています)
朝食はパンケーキとミルクティーとサラダです。
(甘いものっていいですよね。朝から気分を癒してくれます。太らないように牛乳をたくさん入れてもらっているのでその心配は大丈夫です。私、紅茶はほんの少し冷ました後にミルクを入れるタイプなんですよ。熱いと舌が火傷しちゃいますから。)
で、馬車に乗って学校に行きます。
いつも着くのは朝の会の30分前です。
(教室にいるのは約三分の一くらいですね。
朝の会が8時45分で始業時間が9時からです。)
他の生徒たちに挨拶をしながら靴を履き替えます。
(ラブレターが入っていた日は、内容によって対応を変えます
①あまり話したことない、内容がアレな方
→先生や家族に相談して抗議
②少し話したことのある方
→遠回しに断り、お礼を言う
③常連の方々
→無視。会った時にわからないように嫌味。
④その他まともな可能性がある方
→婚約は親を通してください)
教室に着いてからしばらくは読書をします。
(授業の課題などとは関係ないものを。
いつ勉強しているの?勉強はしていないですわ。
最近刺繍にハマってしまって、って言いたいですから。)
お友達が来たら、雑談をします。
(学校のことや家庭のことなど)
授業が始まったら先生の言葉を一言一句覚える気で
ノートにメモを取ります。(もちろん綺麗に分かりやすく、他の人に見せることもありますから。)
質問されたら一瞬考えたふりをしてから答えます。
(私、血の滲むような努力によって本当は学校の試験96%ほど取れますがその域に達する方は公爵家の方々などばかりなので八割五部あたりを心がけています。特進クラスの平均は大抵八割後半ですね。)
授業後にはもちろん質問に行きます。
(普通に質問関係なく話しかけたりも)
昼休みはカフェテリアで友人と一緒に食べています。(私が認識している限り、お友達が7人。知り合いは…その十倍はいますね。私の演技力とコミュ力と外見に騙された方々や委員会などで知り合った方々で、まぁ顔は広いですよ)
私の最近のお気に入りはB定食です。
(日替わり定食と、定番の人気メニューであるA定食と主菜が違ってスープが選べるB、C、D定食と中庭で食べる人用のテイクアウトのものとサンドイッチのセットのものがあります。
サラダやデザートはオプションですね。
私は桃のゼリーが好きでサラダのタマネギが嫌いです。顔に出ていない…はずですけど。)
放課後は、生徒会の仕事や雑用を手伝ったりたまに文化部にも頼まれて顔を出すことがありますね。
毎週金曜日はお友達とお茶会をしています。
で、ちょっと相談に乗って欲しいんですけど。
えっと…その。
私、最近とある人から目を離したくなるんですよ。
いえ、そらしたくなるの方が正しいでしょうか。
その方は私の知り合いのうちの1人で、少なくとも私の外見に騙されていないと自信を持って言える数少ない男子生徒の方です。
ノートの回収を手伝ってくださったり2人で教室まで一緒になった時にですね、いつからか目を合わせられなくなったことに気づきまして。
その人の声が近くで聞こえると、無意識にその場所から離れようと歩を急いでいるんです。
どうしてでしょうか。私その方のことはちゃんと好ましく思っているはずなんですけれど、私の心の奥には嫌われていると言うことかしら。あの方にとっても今の自分の行動は失礼だからなんとか対処方法を考えないと…。まず、図書館にある本(男女が登場するもの)を読み漁りましょう。
図書館の司書さんに相談したら微笑ましそうにみられたのはなぜでしょう。謎が二つに増えました。
誤字脱字とかあったら教えてください
主人公が無自覚タイプですね