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彼岸花と君との約束  作者: 雪森萌香
4/9

お母さんとお父さん

「ねぇ天音、手術しないといけないかもしれない」flower berryの病院でのライブが終わってから数日後の定期検診後にあこ姉に呼び出されて急に言われた。「あこ姉、どういうこと…」「そのまんまの意味…天音の病気の進行が早まっているの…そろそろ決めないと、手術が成功しても、後遺症が残る可能性があるの」「……」「ごめん、天音、ごめんね」「あこ姉…お母さんとお父さんはなんて言ってる?」「まだお電話できてないの」「お父さんとお母さんに任せる…」「わかった」そうして私は病室に戻った

***

「ねぇ天音聞いて聞いて‼︎」「どうしたの?」「天華ね、少しずつ病気治り始めてるんだって」「そっか…よかったね」「うん!天音はどうだった?あこ姉と話していたけど」「ふ…普通だよ」「そっかーそうだよね」「うん…」少し暗い空気が続いているとあこ姉が来て「ごめん、天音もう一回来て…」「う、うん」「天音〜行ってら〜」「うん。行ってくる」

そうしてあこ姉についていくと「天音、今週末にお父さんとお母さん帰ってくるって」「え…」「ちょうど仕事にひと段落ついたから土、日だけ日本に帰ってくるって」「わかった。あこ姉教えてくれてありがとう」「あと、手術は、天音がしたいならする、したくなければしないでいいよだって」「うん」「でも天音には、後遺症もなく元気でいてほしいなって言ってたよ」「うんありがとう」「じゃあ戻ろっか」「うん」

そして病室に戻って「あっ!天音おかえり」「ただいま」「笑顔可愛い」「?」「今日の天音の笑顔いつも以上に可愛い」「ありがと」「うん」「ごめん、天華も来てもらっていい?」「うん!じゃあ天華行くね」「うん」

***

そうして週末になり「今日は天音のお母さんが来る日だ〜」「Fuuuuu」「2人ともうるさい」「天音テンション低くない」「「WouWou」」「うるさ」「まぁまぁ」天華とあこ姉がふざけていると、扉をノックする音が聞こえた。するとあこ姉が「どうぞー」というと扉が開きお母さんとお父さんが立っていた。「お父さん、お母さん(泣)」「「天音」」「愛しの天音よ〜会いたかった(泣)」「私も…お父さん臭い」「やっぱり臭いわよねーお父さん、やっぱ病院いきなさい」「ここも病院だよ」「確かに」「ってそんなことはさておき、天音久しぶり」「遅いね。久しぶり」「看護師さん。ちょっと3人で話してもいいかしら?」「どうぞ。病院の外に出られなかったら大丈夫です。」「ありがとうね」そうして病室を後にし、病院の中のカフェに入った

「天音何飲む?」「ココア」「天音は昔からココア好きだな〜」「うん」「アイドルはまだ好きか?」「うん。こないだ病院でライブしてくれて初めて会ったの。優しいし可愛いしもう大好き」「うちの娘だな〜」「オタク×2の家だしね」「うん」すると、ココアが来て飲んでいると、お父さんとお母さんが突然真面目な顔して「それじゃあ本題に入ろう」「うん」「愛子は手術したい?」「痛いのは嫌だけど、雪吹ちゃんのライブいっぱい行きたい」「じゃあ手術する?」「うん」「じゃあそうしようか」「うん」「退院できた場合日本に戻るか、私たちのところ来るかどうする?」「日本に残る」「わかった」「一人暮らしになるけど大丈夫?」「うん」「わかった。看護師さんに言っておくね」「ありがとう」「うん」

そうしてあこ姉さんにお母さん達が手術をする事を伝え、日曜日の午後に海外に帰って行った。


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