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TSUKUYOMI - Moon Phase -  作者: moge(regolith junction)
No.101 Fly me to the moon
9/44

No.101-2-03 Moon Walk 03

< Log name = Nami >


 地平線に浮かぶ地球は「素敵」という言葉では括ることなんてできない風景だった。心が揺さぶられ、宇宙への興味がもっと増していくのがわかった。帰ったら、もっともっと勉強しよう。宇宙で仕事をするために。

 バギーが倉庫に到着し、一団は次のツアー地へと向かう。

 ぶっきらぼうだけど、よくしてくれたオジサンにお礼と別れを言うと。

「あんたたちなら内緒でまた乗せてやるから、今度またおいで」

 と耳打ちしてくれた。

 

 次は市街地区に建てられている博物館。月の歴史博物館だった。

 博物館は所狭しと様々な展示物が飾られていた。館内では各自、自由散策となっており、私たちも別々に好きなものを見ていた。

 タカはアポロ13号のレプリカを、少年のような瞳で眺めて、ウンウンと一人で唸っていた。その光景がちょっと面白い。

 レンは科学史の年表をじっと見つめている。かれこれ十分くらいじっと見つめている。何かそんなに面白いこと書いてあるのかな。

 ハルカは映像コーナーで宇宙の映像をじっと見ていた。さっきの月面の光景が余程気に入ったのだろう。


 私はというと、色々と館内を見て回っていたんだけど、ツアーがちょっとハードで疲れてしまったため、中央に据えられていた机付き椅子に腰かけていた。自分の体の弱さが嫌になるなあ。

 でも、せっかく来たんだ。勿体ないから、何か見ようかな。


 よっ、と気合を入れ立ち上がった瞬間。視界が真っ白になった。

本日も読んで頂きありがとうございます。


余談ですが、トマトジュースはオリーブオイルを少々入れて、レンジでチンすると、

リコピンの摂取が通常よりも増えるそうです。

風邪が流行る季節です。皆様もどうぞご自愛くださいませ。

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