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ガム

作者: toki






噛めば噛むほど味は薄くなる。

最初は甘かったのに、

今はただゴムを噛んでるみたいに。


早く捨てて新しいのを噛めばいいのに

なぜかそれができない。




いつまでそのガム噛んでるの?




デート中ずっとガムを噛み続ける俺に

苛立ちを見せた彼女がいう。

たしかに隣でくちゃくちゃとうるさかっただろう。

普通なら怒ることだ。




いや、なんか捨てられなくて。




そう言うと、またガムを噛み続ける。

彼女はこんな奴とデートできないと怒り

先に帰ってしまった。



たくさんの人が行き交う中、

俺は一人でその中を歩いていく。

一人で歩いているのは俺だけ。

そう勘違いしてしまいそうなくらいに

いろんな人の声が聞こえる。




まだ捨てられないんだ。




たくさんの人の声の中

まっすぐ俺の耳に入った声。


俺は立ち止まり後ろを振り向く。

そこに立っていたのは捨てた彼女。




最初は甘かったのにね?




彼女は俺に問いかける。

俺は驚いて声が出ない。


彼女は俺に近づき、ぽかんと空いた口から

細く綺麗な指で味のしないガムを取った。




新しい方が美味しいよ。




彼女は俺に新しいガムを一つ渡して

ニコッと笑うと先で待つ人と歩いていく。


俺がずっと味のないガムを噛み続けている中、

彼女は前に進んでいた。




なんで、振ったんだろ…




ガムと恋愛は同じだと思っていた自分が

ただただ憎かった。






女の人は吹っ切れて前に進む

男の人はどんどん昔の恋にはまっていく。


という感じです。


あとスッキリするミント系のガム、

なにかリセットした気分になりませんか?

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