表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王アバドンは 僕の中にいる  作者: モンブラン
2/8

異世界へ

知らぬ間に 僕はベッドに寝ていた。

昨夜のアレは 夢だったのか?

病室のドアも ベッドも破壊されていないのを見て

僕は 頭が混乱していた。


「アバです。 えぇと 残念だけど 昨夜の事は現実

だよ。混乱しているみたいだから 少し説明します

ねぇ。ドアとベッドは私が 補修したから大丈夫。

あと 異世界に行っている間は 此方の世界の時間

の経過は止まっているので その点は気にする事

は無いわ また異世界は 魔物の世界と言っていい

ので 遭遇すれば とにかく倒します。でも貴方の

能力は もう私が対応しなくても 大丈夫なくらい

強くなっているから 行った時に 確認してみて。

じゃ 心の準備は よろしくて?」


「あっ はぁぃ いつでもどうぞ!」


「では 飛ぶわね」


一瞬バラバラと言う音かしてーー。

病室の壁は 消えて無くなり 宇宙空間に浮かぶ様で

真っ暗になったかと 思うと その後 パァと明るく

なり 何処かの 草原にと景色が変わった。


「ココが 異世界よ では貴方の力を 確かめてみて

ね。私はココで 黙って 傍観しているわ」


周りを見回すと 只の広い草原であり 目印になる

建物などは 見当たらない。


「ココが 異世界 なのか?」


元の世界の 草原と何ら変わらないと 思っていた

時の事。目の前に僕の匂いを嗅ぎつけた様に数体

のゴブリン どもが現れた!

そう あのファンタジー世界に出てくるあの ゴブリ

ン だ。背は小さく150cm程で 緑掛かった色をしていた。ゴブリン は 僕を見つめて


グァーーーーーオゥーー!と叫んだ。


草原のあちこちから ザワザワとした動きがあり

あっと言う間に 5体もの ゴブリン が集まった。

先程の叫びは 仲間を呼ぶ声だったのだ。


1匹目が 鋭い牙を向けて 僕に飛びかかって来た!


僕は慌てず 右に スッと躱し 奴の左顳顬にトンと

触れると ウッと声を出し 白目を出して倒れた。


それを見て 他のゴブリン どもも 次々と襲い掛か

って来たが 同様に額や顳顬に触れると バタバタと

その場で倒れていった。


「どうかしら 自分の強さが分かったかしら?

今の魔物達は 脳がドロドロに 液状化している筈

貴方が一瞬で やった事なのよぅ。」


「脳が液状化? 」


「そう その方が 首を刎ねるより 綺麗でしょ

さぁ 此れからも頑張ってねぇ。」


声は スッと消えて 草原はまた ザワザワし出し

たが 何度やっても 変わりはしなかった。

僕の体に触れる事なく 全ての魔物達は 倒れていき

僕の周りには 無数の魔物の死体で 一杯になった。


コレがあの 魔王アバドンの力なのだろうか…。

僕は 取り敢えず 草原を歩き出した。


これから 異世界での 戦いが始まろうとしていた。


つづく










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ