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すり替え  作者: 大和香織子
第二章 自白
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石丸順子1

施設に送られてきたそうです。

きっと、私の名前や生い立ちや顔などがテレビなどで報道されて、それを見た母の友人がその手紙を施設に、送ってくれたのでしょう。


だから、私は母に会いに行かなければなりません。

私ももういい年ですから、母はかなり老いていると思います。


だから、急いで母親に会わないと・・・・・・。


ごめんなさい、私はずっと嘘をついていました。


私は、加瀬直美を殺害していません。手紙、学からの手紙を読んで、やっぱり直美の旦那さんは加瀬順也なんかではなく、学なのではないかとそうとしか思えなくなりました。


手紙には、過ちを犯したといのは、直美を殺害した、という事だとそう思ったのです。


私には何もない、だから失う物もなにもない、それなら私が庇おうと思いました。


直美の旦那さんと、肉体関係を持ってしまったとかそういうことは、もちろん一切ありません。


 学の手紙は私に学の事を嫌いにならせよう、と一生懸命していましたが、それが学の愛情表現であることを私には分かってしまいましたから。


夫婦ですから、学が何を考えてこういう行動に出るだろうと言う事は、見抜けてしまうのですよ。


ですが、今回母の存在、居場所を知った以上、私は母に一目会いたいのです。


母は私に会いたくても、体調が悪くてこちらに来れないのかもしれませんから私が会いに行くしかないんです。


 嘘をついた事には、心からお詫びします。申し訳ありませんでした。



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