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すり替え  作者: 大和香織子
第一章 証言
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加瀬信也

 まぁ、女性ですから小言はしょうがないのでしょうけど。


 言い返しても無駄な労力を消費するだけですからね、そういう時には黙って従うしかありませんでしたけど。

 結婚してから、その人から連絡が来たみたいですよ。


 実は、僕と直美は「新婚さんいらっしゃい」という番組に出演させて頂いたのですが……。僕は嫌だったのですが、直美がどうしても、というもので、それで出たのですが。


 テレビでたまに見ていますが、実際の会場は、テレビ以上に雰囲気がまるでお祭りの時みたいで、緊張しながらも結構楽しかったです。桂文枝さんの椅子をコロコロする絶妙なタイミングは話を面白くしてくれましたし、山瀬まみさんは実物の方が遥かに可愛かったです。


 それが放送された時には、直美のご両親は沢山DVDに撮ってご近所さんに配ったそうですが……。


 まぁ、その放送を直美の友人も見ていたそうで、お義母さんが連絡先をもらったらしいとかって言って、自分から連絡をしてから会いに行ったみたいです。

 何を話したという事は、一々聞きませんから分かりませんが、二人が会った事は間違いないとおもいます。


 いつも、「明日は誰々と出掛ける」等と言ってきていましたからね。僕の方から聞く必要もありませんでしたし、僕としては、直美の好きなように日中は過ごして欲しいと思っていましたし。


 その夜「詮索してきて嫌な感じだったわー」なんて言っていましたが。

 聞いている限りでは、直美はその人のことが好きではないようでした。はっきりと嫌いとは言いませんでしたが、もしかしたら言っていたけど僕が覚えていないだけなのかもしれませんが。


 あの……もしかしたら、その女の人が何か事件と関係あるのでしょうか。


とても人殺しするような人にはみえませんが、何か証拠でもあったのですか?


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