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すり替え  作者: 大和香織子
第一章 証言
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古部洋

 直美は、一見気が強くみえるのですが、実際の所は繊細な心の持ち主で、仕事で失敗した時には泣いたりしていたので、それを見て後ろから抱きしめて頭を優しく撫でてやりました。


 しばらくして落ち着きを取り戻した直美は「もう大丈夫」と言って何もなかったかのように私の手をバッと汚い物でも払いのけるかのようにして私の手をどけてたちあがりました。普段は冷たい感じですが、ふとした時に私の膝の上に座ってくるなど。


 彼女は意識していたわけではないでしょうが、私にはその性格がたまらず可愛く見えました。

 ツンデレという言葉がございますが、直美の為にその言葉が造られたのではないかと思う程に正にその言葉がピッタリと当てはまっていました。


 その後、二人で色々な所に旅行に行きました。お盆休みの連休を使ってローマにも行った時には、私の好きな映画「ローマの休日」の真実の口をやりたくて「嘘をつくものは手首が食いちぎられる」と言う伝説の通りに直美の手を口の中に入れました。


 直美も嬉しそうにしておりましたよ。


 他にもハワイも行きました。ハワイのコンビニで日本のカップラーメンが売っていたので食べましたが、直美は一口食べるなり、「いらない」と言い出したので、私も食べてみましたが、日本で食べなれている味とは全然違うので、期待を裏切られたという気がしてあの時は悲しかったものですよ。


 ハワイの船で食べたオマールエビはあれは美味しいと思いましたが。やはり食事は日本が一番おいしいと私はそう思っています。


 食事で言えば、韓国も美味しかったですね、日本人の口に合うものばかりでした。焼肉屋に入りブロックのままで切られていないお肉が出て来た時には驚きましたが、そのままでは到底口の中に入りきらない程の長さでしたから。


 でも、店員さんが焼けた頃に日本では見たことないですが専用の長い鉄のハサミで切ってくれましたが。

 あとトッポッギと言う物も食べましたが、デミグラスソースの様なソースで固い餅が絡めてあって、直美が、トウモロコシ茶を飲みながら、どんどんと、口の中に入れるものだからむせてしまった時は、背中を叩いたりしましたが、なかなか咳が止まらなくて大変だった事を覚えています。


 子供みたいだと言ったら怒っていましたが。


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