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すり替え  作者: 大和香織子
第一章 証言
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古部洋

古部ふるべ ひろし


 直美との出会いは、今から調度一年前くらいでしょうか、22歳で卒業した私は、経理事務員として働き始めました。


 ビキニを着ている70歳の見事なボディーでCMでも話題になりましたが、飲むだけで痩せるという「療法ダイエッター」に、今現在も勤めております。

 お蔭様で、勤務18年と言うベテランの域です。


 自慢と言う程ではございませんが、現在は、経理部長兼社長秘書という肩書を頂いております。


 兼務していると言いましても、経理の方には、部下がおりますので主な業務内容としては秘書です。


 どちらが大変かと聞かれたら……。どうなのでしょう、秘書の方は社長のスケジュールを管理するだけでなく、社長の服装なども用意をするのが私の役目でもございまして、社長はこだわりがお強い方でいらっしゃるので、スーツ一枚見つけるのにも時間がかかりますし、また色や柄そしてシルエット等にも、こだわる方ですので、私の方としましても、何とか社長に気に入っていただけるようにと一生懸命探すのですが、いかんせん、私は数字では得意ではございましても、センスを問われますと……正直言いまして自信というものはござません。


 それでも、社長の好みも最近では随分分かるようになってきた……と思ってきたとはおりますが。


 まぁ、大企業の上層部から見える裏話はもっと、聞きたいでしょうが捜査には必要ないでしょうから、そこは割愛させていただきます。

 それに内部事情を暴露するわけにもいきませんしね。


 話を戻しますが、直美と知り合ったのは、会社の飲み会でした。直美はうちの社員ではありませんが、取引先の、それも上得意様のご令嬢で、直美はそこの社員の一人としてきておりました。


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