23話
カァンッカァンッカァンッ
作業室に鉄を打つ音が響く
「ッ!固いな~~」
音を響かせていたシハルが呟く、
「ふぅ・・」
一度手を休める。30分以上かけて玉鋼を熱しては打ち熱しては打ちの繰り返しをしているがまだ完成には至らない
途中まで手伝っていたクリスたちだが疲れたのか結界らしきものの中ですやすやと眠っている
休んでいることに気が付いたのかデュランが声をかけてきた
「シー坊うまくやっておるか」
「あ、どもデュランさん。順調かどうかと言われれば」
順調ではないですね、とシハルが答えるとデュランはどうしたという風な顔になっていた
「実はですね・・・・」
とシハルは精錬機を使って玉鋼を作ったこと、それで武器を創ろうとしなかなか形にできていないことをデュランに伝えた
「そりゃあ、力が足りないからだろうたぶん・・・」
デュランによると武器の素材によって必要な筋力と器用値が無ければ以上に時間がかかるらしい、今回は筋力が足りないのでは?とのことだった
「てなわけだが、お前さんはどうする?このまま続けるか」
そんなことを聞いてくるがシハルはこのまま続ける旨を伝えるとデュランはガハハハと笑い、そうかまぁ頑張れと言い残し離れていった
それからもう30分、ようやく武器が出来た。後は柄をマリアの手に合わせるだけ……なんだがクリスとマリアは未だ結界の中でスヤスヤと寝息を立てて眠っている
眠っているマリアの頬をツンツンとつつく
「ふにゃ?」
それに反応しマリアが目を覚ましてしまう
目元を少しこするとこちらを見つめる
その様子を見て「ごめんな」と頭を撫でながら謝った
そのまま鞘を作成しようやく刀の完成である
『武器 剣 刺突剣 刀 無銘刀』品質C レア度3
AP12 MAP0 耐久値500
玉鋼を元に鍛えられた武器、切る突く専用の武器
刀の出来に満足し、ちょうど起きていたマリアに渡してみる
「使えそうか?」
そう聞くとマリアは刀の柄を握り感触を確かめる
それでも満足そうな顔をしていなかった
「外で試し切りでもしに行くか?」
そう聞くとコクコクと顔を振る
そのあとクリスを起こしギルドを後にした




