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13話

一部修正を入れました


 錬金術ギルド前


 ドローンとした雰囲気を出すギルドの前に到着した。ここに来る間周りからの視線がすごかった


 それもそのはず俺の横にはもふもふした毛を持つクインをクリスとマリアが毛の肌触りを堪能しているのだ

 思わず俺も加わりたいと思ったが自重した


 気を取り直して錬金術ギルドの前に立ったが扉の中から漂う匂いにクインが軽く呻いた


 「クイン大丈夫か?」


 無理ならあそこで待っててもいいぞと近くに古びた教会の前を指さした。するとクインは申し訳なさそうな顔をして頷いた

 クリスたちにも


 「一緒に来る?」


 と聞くと2人とも頷いたので一緒に行くことにする


 いざギルドの扉を開くと薬品のにおいが襲う。思わず鼻をつまんでしまうほどだ

 するとクリスが呪文を唱え始め、完了し展開した

 突然のことでびっくりしたが攻撃魔法ではないようなので一安心

 クリスとマリアが鼻をつまんでいた指を離していたので真似して指を離すとさっきまで感じていた匂いが消えていた


 「クリスが消してくれたのかい?」


 問いかけるとコクリとうなずいたので頭を撫でながらありがとう、と礼をいった



 受付に向かい用事を済ますことにした


 「いらっしゃい、よくこんなギルドに来たねぇ~」


 ローブを羽織ったおばぁさんがそこにいた

 いかにも雰囲気に似合いすぎて茫然としてしまう


 「で、どんなようだい?」


 受付婆?の問いかけでハッとさせた


「えーっと、糸を購入したいのですが・・」


要件を伝えると


「ほぅ〜、糸をかい?珍しいね〜」


意味ありげな顔でこちらを見てくる


「珍しいですか?」


「そりぁ珍しいさね。糸なんざ漁師が釣り糸に買うぐらいしかないからね〜」


それに続けて


「もしかして生産者希望かい?そういう風には見えないけどね〜」


「いえ、生産希望のつもりはないんですが」


勘違いをされそうになったので否定しておく


「そうかい、それで何で糸を」


「弓を自作していて弦になる糸がないことに気づいたんです」


「ほう、そうかい。わかったさねそれじゃ付いてきな」


そう言って突然受付をたったので驚く


受付に居なくていいのですか、と聞くがいいんだよどうせ誰もこないからね〜という返事が返って来た


そうやって案内されたのが木工ギルドの作業室に似た部屋だった


「あの〜これはどういう」


「あんた、スキル持っておるさね」


「ええ、まあはい」


「じゃあ簡単さね作ってみな」


「はぁ!」


突然のことで驚いてしまう


「いや、でも」


「折角スキルを持っとるんだ、有効に使ったらどうさね。使わないと腕が上がらんぞ」


うっ痛いところを突かれた、そこで子供達に顔を向けると


キラキラッ


子供特有と好奇心旺盛さが顔に現れていた


「おや、その子たちはやる気満々のようだがどうするさね」


「・・・やります」


あんな顔をされてやらないと言えるはずがない


「それじゃ、指導官の人に教えてもらいますね」


そう言ってその場を離れようとしたが


「大丈夫さね、私が指導してやるから」


と受付婆が行く手を塞いだ


「えーっと・・」


名前を教えてもらっていないので言葉に詰まる


「何さね?」


「名前は何て呼べば・・」


「ああ、名前ね。エリザベートさね、長いからエリザと呼んでも構わないさね」


「それではエリザさん受付はいいんですか」


さっきから疑問に思っていたことを聞くと


「ん?受付かい、それはいいさね。もともとわたしゃ受付嬢じゃないからね。あの時は暇でいつもの人と代わっただけさね」


衝撃の告白、受付婆もとい受付嬢は他にいたことがわかった。ある意味納得である


「何さね、その納得顔は」


「いえ何もないです」


顔を見てバレそうになる


「大方、私が受付嬢じゃないことに納得したんだろう?」


どうなんだ?という顔を向けられたためとりあえず謝罪した


「別にいいさね。それじゃ指導に当たるがいいかね」


「はい!」


と錬金術の指導が始まった



錬金術は素材同士の融合が主であとは作業短略と抽出があるらしい。抽出は基本的に鉱石からインゴットを作る際に使用される。あと実際にする時は魔法陣を使ってやる方法と使わない方法の2種類ある

魔法陣ありでは融合失敗のリスクが低い代わりに素材の量が一定以上と品質はC以上にはならないらしい。逆に無しですると素材の量は少なくて済み品質に上限はないが高い確率で失敗する

このギルドの作業室には魔法陣があり使用には少し金を取られるらしい



「さて、説明は以上だが何か質問はあるかね」


ようやく説明が終わった


「無さそうだし早速やってもらうさね」


と魔法陣が設置されている作業場に案内される


「あの〜、魔法陣があるんですがお金は出さなくていいんですか?」


「魔法陣かい?初めての術者には初回だけ無料にしているんさね」


と疑問に答えるエリザ


「さて、糸が必要だったね」


「はい」


「植物の系のツルと蜘蛛の糸はあるさねか?」


「一応、ありますが」


「それらを出すさね」


出すように言われたので持っているものを全て出す


「ほぅ、なかなか持っとるね」


「えぇ、この前友人と狩に出て拾いました」


「なるほどね、納得したさね。さてとこの量だと3つできるがどうするさね」


聞かれたので聞き返した


「どうするとは?」


「さっき説明して無かったが魔法陣は錬金術スキルを持ってなくても魔法さえ扱えることが可能ならできるんださね」


その言葉に納得する


「つまり、俺の他にこの子たちにも錬金術が可能だと」


クリスたちを指差しながら聞くと


「そうさね」


そう帰ってきたのでクリスたちに聞いた


「君たちもやってみる?」


そうすると顔を明るくしてコクコクと嬉しそうに頷いた

決まったのでエリザさんに


「ということなのでよろしくお願いします」


お願いすると


「わかったさね」


と返してくれた



そうして実際に作業に移った。魔法陣に素材を複数置きスキルを起動させる。すると魔法陣は光だしそして素材を包み込む、包み込まれた素材たちは光の粒子になりだしそして互いに合わさった。光が治った時には魔法陣の真ん中に融合でできた素材が置いてあった


『素材アイテム 錬金 糸』品質E+レア度2

錬金術によって作られた糸


品質は微妙だが失敗せずに成功した


「品質はまあまあだがいい出来さね」


と軽く称賛するエリザさん。あと2人の順番はマリア→クリスの順番に決まった

   順に作業をするが


   『素材アイテム 錬金 糸』品質Dレア度2

    錬金術によって作られた糸


   『素材アイテム 錬金 糸』品質D+レア度2

    錬金術によって作られた糸


   それを見た途端に膝をついてしまう

   エリザさんも2人が作ったものを見て苦笑いし


   「気を落とす必要ないさね。魔法陣を扱うときは魔法に長けた者の方が品質は良くなることが多いさね」


   と慰めてくれた。クリスとマリアの2人は完成した素材を手に取って俺の前に出していた

   俺は二人が作った糸をもらいありがとうとお礼をしながら頭を撫でた

   その時エリザさんは何とも言えない顔になっていた


   そして自身が作った糸を使い弓を完成させた


   『武器 弓 木弓』品質D-レア度2

   AP4 MP0 重量1 耐久値250

   木で出来た弓 すべてが手作りで出来ている


   「ほう、なかなかのもんさね」


   弓を見ながら感想を述べるエリザさん


   「それで今回はこれで要はすんだかい?」


   「はい、いろいろ教えていただきありがとうございます」


   「礼なんていいさね、別の用もあるんだろうさっさとおいき」


   とエリザさんに促され錬金術ギルドを後にした





   シハルたちがギルドを出た後

   エリザは再び受付に座っていた。そこへ本来の受付嬢がやって来た


   「ギルド・・・休憩をいただきありがとうございました」


   「ん?もう戻って来たのさね?もう少し休んでいてもいいさねよ」


   「いえ、もう充分です。ところで私が休憩している間お客様はいらっしゃいましたか?」


   錬金術ギルドのギルド長のエリザベートに受付嬢は聞いた、すると


   「確かに来たさね。ああ、別に謝らなくていいさねよ好きでここに座っているからね」


   「そうですか。それにしてもギルド長、何か面白いものでも見つけたのですか」


   「どうしてそう思う?」


   「はい、いつもと違ってはきはきとした感じが見受けられたので」


   そう聞かされたエリザは笑う


   「そうかいそうかい、確かに面白い者を見つけたよ」


   「へえ、そうなんですか。どのような人なので?」


   「それは・・・・・」


   錬金術ギルド話されていることはあまり出回らない。なぜなら話す人物はギルド長と副ギルド長なのだから




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