魔法学院へ
さて、あの後魔法学院までこれたんだがこれまた広いのなんのって。え?何を言いたいのかって、正直に言いますと………道に迷いました。ええ迷いましたよ。これもここがこんなに広いのがいけないんだよッッ!
「あのぅ…」
まったく、これからどうするかな。誰かに聞こうにもこの辺には誰も「セーヤさんッ!」「うわっ!?」
「誰だよいきなり声をかけたやつ……ってリリーナじゃん!!」
そこにいたのは前に森で助けた少女、リリーナだった。
「お久しぶりです。それでなんでセーヤさんがここにいるんですか?」
「ああ、ちょっとな。ところで魔法学院にいるってことは合格したのか?」
「はい!セーヤさんが王都まで連れてきてくれたおかげで入ることができました。」
「そいつは良かった。じゃあ案内してほしいんだけど。校長室ってどこだか分かる?」
「分かりますけど、何で校長室に行くんですか?」
「ああ、ギルドの依頼でな。」
「分かりました!そういうことなら私、案内します。」
よかった。知り合いに会えて。このままじゃ校長室へ行けないかと思ったよ。「セーヤさん、遅いですよ。」おっと、リリーナが行っちゃう。とりあえず急がないと。俺はすぐリリーナを追いかけて行った。
「ここが校長室です。」
リリーナに案内されてやっと校長室についた。なんでここはこんなに広いんだろうか………
「なあリリーナ、何でこの学院はこんなに広いんだ?」
「それは……た、確かここに入学する生徒が多いからだったはずでしゅ。」
これは完璧にうろ覚えだな。しかも噛んでるし。あ、もちろん顔赤くなってるよ。
「と、とにかくそういうはず『キーンコーンカーンコーン』あ……」
チャイムが鳴ったな。
「あ~!授業に遅れちゃう。セーヤさん、じゃあ私はこれで。」
それだけ言うとリリーナはすごい速さで走っていった。………さて、気を取り直して校長室に入ろう。ノックをしてどうぞ、と言われたので、扉を開けて入った。
「ん?あんたはここの生徒じゃないね。」
「ああ、俺は国王から依頼を受けてきたんだ。えーっと…」
「私はマチルダ。あんたがセーヤってやつかい?話は聞いてるよ。明日からここで授業を受けてもらうよ。それと部屋はここを使っておくれ。必要なものは全て部屋に置いてある。」
そう言われて鍵を渡された。408って書いてあるのが俺の部屋かな。
「もちろん護衛対象のお姫様と同じクラスだよ。」
「分かった。あと国王があんたにって。」
城を出る前に王様から預かった封筒を渡した。
「ああ、確かに受け取ったよ。」
「じゃあ俺はこれで。」
「何かあったらここに来な。遅くなったけど、ようこそイスピル魔法学院へ。」
さてと、これから頑張るか。
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とりあえず部屋に行って、明日からの準備をしようと寮までの道を歩いていると、前から一人の男子生徒が歩いてきた。
「よお、この学院じゃあ見たことないやつだなぁ。」
「ああ、明日からここに入ることになったんだ。ところで、お前は授業は受けなくてもいいのか?」
「ちょっと寝坊しちまってな。」
彼は苦笑しながら言った。
「そういえば、お前クラスはどこなんだ?」
「俺は2-Aに入るんだ。」
「おお!俺と一緒だなそういえばまだ自己紹介してなかったな。俺はマイルだ。これから仲良くしようぜ。」
「俺はセーヤ。こちらこそよろしく。ところでマルス、教室に行かなくていいのか?」
「やべっ!じゃあセーヤ、また明日な。」
そう言って走っていった。やれやれ、ここはせっかちな奴が多いのかな。
結局マルスに会った後、道に迷って数時間無駄にした。なんか今日はやけに道に迷うなぁ。幸い偶然近くを通った先生?に道を聞いてようやく部屋についた。
このイスピル魔法学院は全寮制ということもあって、部屋が広かった。あと部屋は二人で使うらしい。まあ、ベッドが2つ置いてあったからな。一通り準備も終わってしまいやることもなかったので俺はそのままベッドで寝ることにした。
誰かがここに来る気配で俺は目が覚めた。そういえばここって2人部屋だったっけな。「ガチャ」考えているうちに入ってきたみたいだな。入ってきたやつを見てみると、ここに来る前にあったマルスだった。
「ん?よぉセーヤじゃねーか!お前ここの部屋だったのか。」
「ああ。でもまさかクラスだけじゃなくて部屋まで一緒だとは思わなかったけどな。ま、これからよろしく。」
「こちらこそ。これからよろしくな!」
俺たちは少し話をした後、すぐにベッドで寝た。ここには明日から入るのにもう新しく友人ができた。これはまた、
「楽しくなりそうだな。」
更新遅れてすみません。
文字数も少ないです。またこれから少しずつ更新できたらいいと思っています。