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レスキューメール

作者:

俺の名前はつよし

私立高校に通う3年生だ。毎日が退屈で、勉強も全然していない。

しかし、こんな俺でも将来の夢はある。

俺は将来レスキュー隊に入って人を助けるのだ。

そのためにはちゃんと大学に行って、レスキュー隊に入るための勉強をしなければならない。

今年受験なのだ!よし、今日はちゃんと勉強しよう!

学校が終わり、家に着いた。新聞入れに紙が入っていた。その紙には、こう書かれていた。

“レスキューメール”

なんだこれ?いたずらか?内容は、

「この後あなたの周りで起きる事件。送信します。」

なんだか怪しい内容だ。どうせ他人の個人情報が知りたいだけだろ?

「ふん!バカバカしい!」

家に帰り、その紙をごみ箱に捨てた。

しかし、もしこれが本当の事ならたくさんの人を救うことができる。

急いでごみ箱から紙を取り出す。そして、このサイトに自分のメールアドレスを登録した。

半信半疑だったが本当のことが知りたかった。

いたずらなのか、本当の事なのか。

しばらくテレビをみて時間をつぶすことにした。

1時間くらいが経過し、メールの着信音がピロピロと鳴った。

「誰からだ?今、良いところなのに。」

受信メールを確認した。

受信メールには

「レスキューメール送信します。」

と書いてあった。その下に、

「本日18時、○○マンションの屋上で殺人事件が発生します。」

と書いてあった。

「○○マンション?隣のマンションじゃないか!」

とりあえず五時半にマンションの屋上に行ってみた。

「さぁて、本当に殺人事件が起きるのか?」

俺は六時ちょうどに、アラームをセットしてしばらくボーとしていた。


六時のアラームが鳴った。

「なんだ、何も起きないじゃないか。期待して損した!」

そう言い残して帰ろうとした瞬間、ナイフみたいなもので背中を刺された。

意識がもうろうとしていく中、俺はやっとレスキューメールの意味に気が付いた。レスキューメールで好奇心のある人を狙って殺人をする、無差別殺人だったのだ。

「もっと早く気が付いていれば。」


みなさんも好奇心だけで知らない所にアクセスしないほうがいいですよ。

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― 新着の感想 ―
[一言] ………おもしろかったです。始めはありがちな話かと思い、読んでいましたが最後のオチがすばらしかったです。
[一言] 文字数が800文字程度しかないのに、ストーリーがちゃんとできていて良かったです。
[一言] 一言で言うと最高でした。良いペースで話が進んでいき、まとまっていて最高でした。
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