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軍医のお客様

ドクターZEROの要素が含まれます。

素晴らしき THREE まで読んでからを推奨いたします。

(一応この作品だけでも楽しめます)

またまた、夜がやってきた。

私はシャーリー、種族は夢魔むまと言う。

今宵は雨が降っており、人間のお客様はよく眠れているようです。

今日も私のお客様がやってきたようです。

おや?今日は配達員に運ばれるのではなく、自ら来た珍しいお客様のようです。

「ようこそお越しくださいました、本日は当店をお選びくださりありがとうございます。ここは夢と魔法の世界の狭間、ドリーム派のシャーリー支店です」

店に入ってきたお客様は、白衣を羽織り、直方体のピアスをつけた180cmほどの女性が居た。

「ドリーム派?」

「はい、その通りです。魔法の世界寄りではなく夢よりのお店なのです」

「君は誰だい?」

「まあ、立ち話もあれなのでとりあえず座ってくださいカウンターでもテーブルでもどちらでもどうぞ」

お客様はカウンター席についた。

私はお客様に紅茶を出す。

「どうぞ、夕焼けの日だけを浴びて育ったハーブティーです」

「おう、ありがとう」

お客様が紅茶を飲んだ瞬間部屋全体が明るくなりカフェのような景色が映し出される。

「これは?」

「知ってる景色なのでは?夢では現実で見たことしか出てこないんですよ」

「じゃあ、君も何処かであったことが?」

「さぁそれはどうでしょう?」

私はカウンターでお客様と向かい合う。

「さて、あなたの夢の映像も出来上がりましたし、作りましょうか」

「料理かい?」

「はい、そうです…では、お客様ご注文を伺います」

そうするとお客様の胸元が光り始め、そこからレシピと材料が出てきた。

出てきた材料は、きれいで大きなピアノと卵のようなもの。

これはいいのが作れそうだ。

「はい、では作らせていただきます」

まず、ピアノを拭きます。

「なんで拭くんだい?夢だったら腹は壊さないだろ?」

「味が落ちるんですよ」

中までしっかりと拭いたら今度は中にある弦を切り取っていきます。

「ここは人間で言うところの骨なんです、硬くて食べられませんよ」

「弦は声帯じゃないのか?」

「…どちらにせよ食べられませんよ」

そして、ゆるくなった鍵盤を回収します。

ここで、しっかりと白と黒で分けておきましょう。

あとで、大変なことになるぞ?

白黒鍵盤を分別し終えたら、足にあるローラーを外します。

これで、動かなくなりました。

「先にやればいいだろだって?確かに!」

「なに1人で喋ってんだ?」

動かなくなったら、中にある木のようなものをナイフで切り出します。

切り出したものは、湿った涼しい場所に置いておきます。

形は後で整えるのでいいです。

400グラムくらい取れたら次の工程です。

この白と黒の鍵盤はそれぞれ用途が違います。

白の方は小麦粉のような使い方、黒はベーキングパウダーのような使い方をするのです。

今回はもちろん両方使います。

「もったいないやろ?」

「だから何言って…」

専用の破砕機を使って鍵盤たちを粉々にしていきます。

2種類とも粉々にできたら、白200グラムごとに黒10グラムの分量で混ぜていく。

よく混ざったら、さっきの卵、自前の砂糖と塩、牛乳をいれさらに混ぜる。

生地になってきたら、まな板に白鍵盤の粉で打ち粉をして生地を伸ばしていきます。

そうしたら、丸い型でくり抜きます。

「なんで、真ん中に穴開けるんだろうな?」

「こうしないと火が通らないですよ」

180℃くらいに熱した油にくり抜いた生地を入れます。

よく揚がると、ふっくらして白くなってきます。

いったん取り出したら、バーナーで炙ります。

そうしたら、炙った部分が黒くなります。

「決して焦げてるわけではないんやで?」

「……」

そして、最後にさっき削った木のようなものを細かく切っていきます。

そして、それを揚げた生地にコーティングする。

「これで、ピアノの螺旋ドーナツの出来上がりです」

「白黒か、あまりない色のドーナツだな」

お客様はゆっくりとそれを口に運ぶ、その時のお客様の顔は笑っていた。

「…これ、佐倉さんにも食わせたかったな」

「過去形と言うことは、もう故人で?」

「ああ、そうだよ…私の命の恩人さ」

「故人であるならこのドーナツを死界に送ることを可能です」

「…頼んだよ、私はなんだか眠くなっちまった」

お客様はそう言うとカウンターに腕枕をして寝てしまった。

その時、お客様の横にシュガードーナツが置かれた小皿とコーヒーの入ったマグカップが現れる。

そして、ドーナツの真ん中には水色に光る宝石がはまっていた。

「ドーナツとコーヒーはもらっていきますか、今回はあまりそうにないですね」

私は宝石以外をたいらげて、宝石をブローチにしてあげた。

「せっかく選んでくれたのだからサービスです」

外を見てみると、お客様は笑いながら大柄な男の人とピアノを弾いていた。

その顔には少しも恐怖などなく、ただ音楽を楽しんでいた。

「レシピに書いてあった、ピアノへの恐怖心…もうなくなったんですね」

カウンターに戻ろうとした時地面に何か落ちているのに気が付いた。

「これは…葉巻?」

私は地面から葉巻を手に持つ。

「未使用ですねさっそく使いましょう」

カウンターに戻り、葉巻の先端を切る。

マッチに火をつけ、先端を炭化させていく、そうするとすぐに火がつきます。

タバコのように肺に入れては行けません、葉巻はタバコの10倍以上のニコチンが含まれているのです。特殊な訓練を受けていない限り肺に入れるのはお勧めはしませんね。

しばらく、葉巻を楽しんでいるとお客様が目覚めた。

「そろそろ、お帰りのお時間ですそちらを持ってお帰りください」

「おう、ありがとう…ってその葉巻…まっいっか夢なんだし」

お客様はブローチをポケットに仕舞い店を出た。

「ああ、夜明けか…私は寝よう」

また、次の目覚めの時まで…

どうでしたでしょうか?

友人に提案しドクターZEROを夢の置き場所に入れることができました。

(本当に友人よ、ありがとう)

これからも、私の作品をよろしくお願いします!

リーラーより

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