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・Aパート 2


GM:では次のマップです。次からはランダムで決めるので……時計回りで行きますか。D36です。


 マップの種類は18。今度は十の位のサイコロを半分(端数切り上げ)して11~16、21~26、31~36が出るようにして振るのである。


三:(ころころ)23。

GM:『援軍』。町の中で“チーム”について情報を集めるヒーローとばったり会う。だが手下の一人はまだ近くの店にいる。効果は、手下一人が倒れたあと、特徴22、フラグ要素12の手下が現れる。倒れた手下のプレイヤーが演じる事。

D:モヒカン赤(特徴22)をやるってこと?

GM:フラグ要素は……

三:ひゃっはーだね。

GM:近くの店にモヒカン赤で、ひゃっはーフラグの人がいて、最初に倒れた人がその手下を演じます。では、特徴とフラグ要素を振ってって下さい。


 プレイヤー演じる手下は作り直しである。だって倒されたし。

 この使い捨てっぷりがあるからこそ、インスタントなキャラ作成システムなのである。


三:(ころころ)ショルダーガード(特徴:HP+1)、裏切る(フラグ要素)。


 『裏切る』。HPでも基準値でもないフラグ要素である。

 進行度が溜まったあとのBパートにおいて、ボスではなくヒーローの味方が出来るという効果なのだが……まぁプレイヤー「三」さん演じるキャラがそんな要素を持てる、とだけ理解してもらえればいい。


R:(ころころ)小さい体(一度目の判定に+1)。(ころころ)あやまる……サーセンw

GM:軽っw

R:ま、そんなモンじゃない?

GM:そーだよな。悪事って言ったって子供を遊びに誘ってるだけだもんなw

D:(ころころ)弓矢で攻撃する。

魔:来たね~。

R:凶悪なの来たね~。

GM:確実に1点減る(一回目の判定が成功となる)。

D:(ころころ)自分の武勇伝を語る(フラグ要素)。そうか。

魔:ほな(ころころ)、うちは仲間想いらしいぞ。

GM:誰かのダメージを代わりに受ける事が出来る。身代わりですな。

魔:(ころころ)ヒーローの弱点を言う。

GM:このヒーロー、今の所名前は決まってない、性別は男っぽい、サッカーボールキックに弱いw

三:(笑)

GM:あと、勘違いのうえ、なにかヒドイ事をしている気がする(一同笑)。このままだと、どっちが悪役かわからない。ボスに倒されても文句が言えないw


 とはいえ、なってしまったものは仕方ない。迷走のまま突き進むだけである。


GM:えーっと。町の中でヒーローが話を聞いています。「この辺りではあまり子供の姿を見ないが、もしかしてさらわれたのではないか?」

魔:おうおうおうおう、この辺りでウチらの事を嗅ぎまわってるってのはお前さんかい?

GM:「おまえは…」

魔:斜め下の熱い戦士のひとり。

GM:「その特徴のある名前……忘れもしない。俺をサッカーボールキックしたヤツの体にイレズミが入っていた」

一同:(笑)

GM:「と、いうことは。さらった子供たちがどこに行ったか、知ってるな?」

魔:さぁな?そいつは知らねえかもしれねえし、誰かが知ってるかもしれねえ。なんにせよ、お前はこれからオレらのサッカーボールになるんだ(一同笑)

GM:しまった、一部正論のような気がしてしまった。だってさっきサッカーボール壊したもん(一同笑)……いやいやw

R:人をサッカーボールにするようなヤツは悪いヤツだからw

GM:そうだよな。

三:論破されないでw

GM:(気を取り直して)「人をサッカーボールにするだと?まさか子供たちも……」

魔:さぁ、それはどうかな~?

三:丁重に扱ってるぜ~。

GM:「ほほぅ。だがそれを信じるわけにはいかないな。力尽くでも聞き出す」というわけで殴りかかると言いつつも、こっちでダイスは振れない。

R:こっちでやらなきゃいけないんだよな。

三:では、ショルダーガードを持ってる私がラフプレイから入りましょうか。「オラァ、引きつぶしてやるぜ」(ころころ)うん、負けてるw

GM:「そんな目立つものを付けてるのは、それを狙えということだろう?」というわけで、ショルダーガードを叩き壊します。

三:うおぉっ!オレのショルダーガードが。

GM:「ラフプレイが好きなようだな。だが、さすがにそれは反則だ」

D:じゃあオレが攻撃だ。「それは、イエローカードだ!」

GM:それは某怪盗みたいに、カードが飛んできて刺さる感じ?

D:そうそう。「オレはハンドは許さねえ。ハンドをしたヤツには、このイエローカードが飛んでいく」(一同笑)

GM:(ボールじゃなくても手を使ったらダメなんかい)

三:ルールブックのアニキぃ!

GM:妙な二つ名がwじゃあイエローカードを抜きながら「確かに。ユニフォームを掴んで破くのは反則だったな」……トゲトゲはユニフォームとして認められるのかな~?w

R:それ自体がアウトのような…w

D:ハンドが反則だから(きっぱり)


 このゲームは、言い切ったもん勝ちである。故に……


魔:はっはー、知ってるぜ。お前がこの前、オレらの仲間が子供からもらったサッカーボールを潰したせいで、サッカーボールを壊すのが怖いんだろぉ?

GM:「うっ…」弱点か、それ。さっき付いたトラウマなのかw

魔:そんな軟弱なオマエに、オレが倒せると思うなよ(ころころ)…というワケで死にます(一同笑)

三:あっさり返り討ちだ。

GM:「残念ながら俺がためらうのは子供、もしくは子供のものだけだ。おまえは……」これは、例のセリフに掛けてこう言うべきだな。「おまえの歳は、何才だ」。

魔:34ですw

GM:べしっ!「次は誰だ」……と、最初に倒れました?次のラウンドの良きところで、赤モヒとして出て来てください(マップ効果)。

魔:は~い。

GM:で、このラウンド行動が残ってる人。

R:はーい。では悠々と……すまんな、待たせた。では選手交代と行こうか。

GM:そのセリフ、(後から出てくる)赤モヒじゃないのかw

R:この体、小さいと思って甘く見ては困るぞ(特徴)。

GM:確かに……態度はでかいなw

R:名うてのディフェンダーを抜いた実績のあるこの体で、オマエをタックルしてやろうじゃないか。

GM:「宣言までするなんて余裕だな。来るがいい、出来るものならな」

R:行くぞ、ヒーロー(ころころ)。

三:あぁ、強いw

R:達成値10だから(特徴の+1で)11なんだけど。

GM:まぁ(成功してれば)値は関係ないので。では、「そこだろう?わかっている。なにぃ!?」までセットで。

R:普通の人間だったら当たっていたようだが……おしかったねぇ。

GM:「ヤツの態度……と書いて“オーラ”が、ヤツの体を何倍にも見せている」

一同:(笑)

GM:はい、次のラウンドです。残ってるのは……(魔さん以外生き残ってる。が、マップ効果で出てくる)赤モヒ足すと、一人も減ってないのか。

魔:(さっそく赤モヒ)はっは~、楽しそうな事してるじゃねえか。この赤いモヒカンみたいに、オマエも赤く染めてやるぜぇ↑

GM:……今の声はどうやって表現するんだろうな。

三:最後、すごい上げていかなきゃw

R:しかもここだけ字体が違うと思う。

GM:まぁいいや(自分に丸投げ……されたものの、ないわ、合う書体)。では、近くのケーキ屋から赤いモヒカンが出てきました。

三:ケーキ屋なんだw手にはシュークリームか。

魔:では殴りかかっちゃいけないから、蹴りかかります。

GM:そうだね、両手には今シュークリームがあるからね。

魔:せいっ(ころころ)……あら、強い。

D:あら強い。

魔:くらえっ、目つぶしシュークリーム!

GM:「そんなもの……いや、待て。そのシュークリーム………子供へのプレゼントか(弱点)」

魔:もぐもぐもぐ……(一同笑)

GM:違ったwシュークリームに気を取られた瞬間に蹴られる。「そうだったな、手を使うとミスタールールブックから攻撃が飛んでくるものな。忘れていたよ」。くそぅ、子供を遊びに誘うわ、食べ物は粗末にしないわ……いったいオマエらの何を憎めばいいんだw

魔:ヒーロー、おまえはわかっていないぜ。こうやって子供の前でシュークリームを食べる事によって子供はオレたちに注目する。その隙に仲間がさらうって寸法さ。

三:え?おまえ、そんな事したの?

R:さらってねぇよ。ただバスの扉開ければ、子供が勝手に入ってくんだよ。

GM:なんだろう、キミたちは子供のヒーローごっこに付き合ううち悪役に染まったのかなwナゾは深まるばかりだが……そうやってさらうと言われたからには「そうか、やはり子供をさらったのだな。キサマらを倒し、必ず子供を取り返さねばならん」。では次の方……

三:はい。ショルダーガードがなくたって、お前くらいやれるんだ。タマくらい取ってやれるんだ。

GM:タマが普通にボールにしか思えないw

三:(ころころ)負けてます。ハァ!って突っ込んでいくんだけど……

GM:軽く足払いを掛けられて「ふっ、ショルダーガードを失った時点で、オマエの運命は決まっていた」。やっと一人減ったw

D:仲間の仇だ!くたばれ!(ころころ)

GM:成功するんかい。じゃあ……不意を突かれます。「なに?キサマ……審判じゃなかったのか」。

D:審判も兼任してるだけだ(きっぱり)。

GM:「選手兼任の審判など、それこそ反則ではないのか」

D:人数が足んねぇんだよw文句があるんなら審判連れてこいや。

GM:文句はある。けど、これで審判として誰かをさらってきた日には、もうヒーローと名乗れないw

R:さて、ではもう一度行くか(ゆら~り)。

GM:「キサマの、その態度(と書いてオーラ)はすでに見切った」

R:ゆくぞぉ(ころころ)……8かぁ。

魔:強いw

三:まだオーラの効果が…

GM:いや、ここは逆でしょう。「なに!?ヤツのオーラが消えた。どこにいやがる」で、控え目に蹴り「今度は控え目に来ただと?デカイ態度が消えて見失った」。次のラウンドでございます。

魔:チャンスだ、コイツをサッカーボールにしちまえ~(ころころ)……よしっ。

GM:あのぉ~、このゲームにおいて「よしっ」はどっちかな?になるから。大抵はやられた方だろうけどねw

R:価値観、逆だからねw

GM:生き残れば生き残るほど、もうそろそろ死なせてくれぇになるからw

魔:もう片方に持っていたシュークリームをもぐりと食べるフリして投げつけようと……

GM:その手をがしりと掴んで、「その手はもう喰わん」シュークリームの方をもぐもぐとw

魔:オレのシュークリームぅ!w

GM:「サッカーボールになるのは、オマエの方だったな」

D:くそっ、赤モヒまでやられた。くらえぇ!(ころころ)……やったぜ。

R:よしっ。

GM:だからぁw

D:ぐぅえぇw

GM:(やられたのね)あとは……態度がデカイ、体が小さいのキミ。

R:じゃあ、味方が時間を稼いでるうちに買っといたシュークリームを……これを、ボスと子供に渡しといてくれ……待たせたなヒーローw

GM:も、もしや。このケーキ屋のある町でボスに手土産を買ってただけか、子供たちのおやつを買ってただけかw

R:子供たちの口に入るかな。なぁヒーロー、知りたいんだったらオレたちを越えて行け。

GM:「言われるまでもない。キサマ程度……またいで行ってやる」w

R:(ころころ)よぅし、やられたぞw

GM:そうそう、そこまで言ってくれないと。「おっと、すまんな。またぐつもりが、踏みつぶしてしまったよ」

R:ぶへがぁっ!

GM:で、シーン終了なわけですが……えぇーっと。

R:なんか、だいぶダメージ入っちゃったような……。


 トータル8点のダメージで、残り18点。HPの高さに助けられてます。


GM:進行度は4入ります。合計で7。10溜まれば次のシーンがBパートになるから、あと1シーンか2シーン……たぶん1シーンかな。

魔:そうだね、1シーンかな(進行度は3、4が多い)。

三:ヒーロー、耐えられるか。

GM:じゃ、フラグの回収です。

三:私のフラグは『裏切り』なので……

GM:あ、じゃあ後のお楽しみですね。

R:『あやまる』

GM:………あやまったか?

R:あやまったよ、最初に。

魔:そうだ、「すまん、待たせたな」って言ってたw

GM:でっけー態度であやまってたわw

D:自分の武勇伝を語る。ボスの基準値+0.5。

GM:えーっと、武勇伝、武勇伝……。

魔:でんでんででんでん。

D:ルールブック。


 ルールブックは二つ名だけど、「反則にはイエローカードを(物理的に)飛ばす」が武勇伝に入るという判断で。


魔:『ヒーローの弱点を言う』(一人目)、『ヒャッハーを言う』(追加の赤モヒ)。

GM:子供のものを壊すのをためらうというヒーローらしい弱点が付きましたw


 というわけで、次のシーンである。

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