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勇者と魔王と後、神様も  作者: 鈴木りんご
三章「勇者と魔王と後、もう一人の勇者」
43/52

第43話 幕間



 愛されることを望んだわけではなかった。


 ただ……愛させてほしかった。


 それなのに、それすらも拒まれた。


 そして敵意が向けられた。一人で在り続けることを強制された。


 それだけは受け入れることはできなかった。


 だから仕方のないことだった。


 そのためには犠牲が必要だった。大切なものが失われる。


 それでも仕方がなかった。


 他に方法がわからない。どうすることもできない。


 犠牲を望んだわけではない。そうせざるをえなかっただけ。


 それでも選択の果てに犠牲は生まれた。


 だから……目を背けることだけは許されなかった。



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