至神転生―復活の龍と最強の魔法―

　人化したドラゴンに村を襲撃され、魔鉱石鉱山で奴隷以下の労働を強いられる８歳の少年、ウォード。その彼を救ったのは最強種と言われるドラグーンの少女だった。

　転生者のウォードは自分には何の力もないと思っていたが、「人族」なのに「龍属性」があると知らされる。それはこの世界で唯一邪神に対抗出来ると言われる「雷魔法」を会得する素質であった。

　自分の村を襲ったのは、邪神信奉者「デモニオ」と呼ばれる集団で、ウォードが龍属性を持っていると知られれば命を狙われる可能性が高い。生きるため、そして何よりも大切な人を守るため、ウォードはやがて「最強」を目指すと決心する。

　だが――３０００年以上前に封印されたとされる「邪神」、その邪神の眷属に堕ちたと言われる「始まりの龍・アルファ」。最強を目指す過程でそれらの伝承を調べるうちに、ウォード達は強烈な違和感を覚えていく。

　自らの転生の秘密を知り、この世界の真実に辿り着いた時。そこから本当の戦いが幕を開けるのだった。


※ こちらの連載版は、短編「至神転生―始まりの龍と堕ちた神―」の三千年後の世界を描いています。
※ 連載版だけでもお楽しみいただけるよう書いておりますが、短編もお読みいただけるとよりご理解が深まるかと存じます。
※ 短編からお越し下さった方へ。連載版の前半はじっくり話が進みますので、温かい目で見守っていただければ幸いです。

※ カクヨムにも投稿しています。