第7話 復讐劇はこれにてお終い
「ポルターガイスト、まずは手始めに周りの大臣達を皆殺しにしろ」
「了解しました!」
ポルターガイストの念力が大臣達を襲う。
1人は首を360度捻じ曲げられ、
1人は胴体を雑巾のように絞られ、
1人は体を凝縮され、見るも無惨な姿に変えられる。
その間、誰1人としても悲鳴をあげることもなく、ただ目の前の絶望に呆然としていた。
1人を除いては…
「きゃぁぁぁああ!!!どうして!!どうして!!なんで!あんたが!!」
ハンナが狂乱状態に陥り、耳をつんざくような叫び声をあげる。
「おいおいうるさい奴だなー俺を変態扱いしてきた威勢はどうしたんだよ!お前も今からこうなるけど許して欲しいか?」
「エディン……助けて……」
顔が涙でぐしゃぐしゃになり、エディンに助けを求めているが、当の本人もまた、恐怖により身動きができないでいた。
他のパーティーメンバーも同じく、ここから逃げ出そうとする者。
恐怖のあまり、小便を漏らす者。
本当に哀れな奴らだ。
「おいエディン!ハンナに本当のことを言えばお前らだけは許してやらなくもないぞ!」
「本当のことだと?」
「とぼけるなよ?お前らのせいで!俺がどれだけ惨めな思いをしたと思ってる!………言えないなら殺すまでだ…」
「ま、待て!わ、わかった!ハンナ…落ち着いて聞いて欲しいんだ…実は…俺らが……」
『スパンッッ!ビリリッ』
瞬間、ウロボロスの雷魔法がハンナの心臓に突き刺さる。
「はははっ!!ウロボロスよくやった!ハンナのやつも幸せだなー!一瞬で死ねたんだからさぁ!」
「き、きさまぁぁあ!!!」
エディンが俺に襲いかかってくる。
アバドン達が前に出ようとするが俺はそれを止める。
「こいつは俺が相手しよう」
「《炎神鳳凰剣》」
眩い青白い炎が剣に宿る。
エディンの剣技が俺の身体をすり抜けた。
「おいおい、それで終わりか?勇者さんよ…」
他の2人もハンナの死体を見て。
そして、エディンの死闘を見て、戦闘に割って入ってきた。
「エディン!あなたは逃げて…勇者が生きてればそれだけで世界は平和に過ごせるの」
「その通りだエディンよ!情けない姿を見せてしまった…さぁ!行け!」
「あーー…お前ら誰だっけ?名前も忘れたし、とっとと死んでくれよ…アバドン」
アバドンの豪炎がこの2人を焼き尽くし、地獄のような悲鳴をあげる。
「残るはお前と国王だけか…なんだか復讐なんてどうでもよくなってきたな…あまりにもつまらない…」
「じゃ、じゃあ俺は助かるのか?」
「復讐とは関係なしに、この国は俺の力を全世界に認識させる為に犠牲となってもらうからな…助かるなんてことあると思ったか?」
こいつらの復讐劇にも飽きてきた俺は、勇者と国王。
そしてこの国の奴ら全てを、皆殺しにした。
俺を、変態だと勇者パーティから追い出され、
挙げ句の果てには国中の奴らに罵倒され、
更には、恥を晒され国からも追い出された。
魔王と暗躍していたこんな国は滅びて正解だ。
そして…
俺が新たな魔王となり、本当の平和というものを築き上げる。
その日まで俺は……
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