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ツンしょぼ王子の公務

惜しいところまではいくんだけど結局ツンしょぼ

私は今、アル様と一緒に隣国に来ておりますの。私は外交のためですわ。でも、大臣達が話し合いを終わらせているので実質ただ会って挨拶をするだけですわ。でもこのパフォーマンスが大切ですの。今は隣国の王子殿下と話しを終えたところですわ。


「ふん。リーチェ、さすが俺の婚約者だな。改めて惚れ…ほ、惚れ…あー!褒めてつかわすぞ!」


(違うー!こんなことを言いたいんじゃなーい!)


素直に惚れ直したと言えないツンしょぼぶりも最高ですわ!さすがはアル様ですわ!


「ありがとうございます、アル様。アル様もお疲れ様でした」


「ふん。このくらい出来て当然だ。俺は第二王子なのだからな!」


(あー!なんで俺はこんな言い方しか出来ないんだー!リーチェ、愛想を尽かさないでくれー!)


外交で緊張されていたというのに私を気遣ってなんともない風を装うアルたまハアハア!それでいてツンツンしているところもたまりませんわ!萌え萌えキュンですわ!


「アル様、実は私、お菓子と紅茶を持参して参りましたの。ご一緒にいかが?」


「…!お菓子か!ぜひ食べよう!」


「ええ、アル様」


アル様が椅子に座ってテーブルの上のお菓子を見つめる。子供の頃のようで可愛らしいですわ。


「いただきます」


「いただきます」


「…うん、このレアチーズケーキは口に入れた瞬間とろけるな。それに実にフルーティな風味だ。これはなかなかいけるぞ」


「ええ、使用人達が喜びますわ」


「うん、たくさん褒めてやるといい」


ツンしょぼなアル様が、お菓子を食べる時には年相応の嬉しそうな顔をされるのです。とても可愛らしいですわ!


「リーチェ、今日の外交、俺はきちんと役目を果たせただろうか」


心配そうなアル様。そんなに心配されなくても、アル様は完璧に役目を果たしていましたわ。


「ええ、とても。凛々しいアル様のお姿に私、感動してしまいました」


「そ、そうか。それはよかった」


どこかほっとした様子のアル様。もっと自分に自信を持ってもいいのですわよ。


「…リーチェ」


「はい」


「これからも俺の隣で、俺を支えてくれるか?」


「はい。もちろんですわ」


「リーチェ。俺はそんなお前を守ってやりたい」


そうしてアル様はにこりと微笑み言いました。


「リーチェ、俺にはお前が必要だ。お前以外なんて考えられない」


「はい」


「だ、だから、その…こ、これからも、俺の側に…その、出来れば、ずっと一緒に…俺と…俺は、お前のことが…」


「はい」


「俺には、お、お前が必要なんだ!これからもずっとついてこい!」


(違うー!俺はこんなことを言いたかったんじゃないー!)


「ふふ。もちろんですわ」


しょぼんとしてるアルたま可愛い!いいんですのよ!デレデレなアルたまハアハア!でもしょぼんとしているアルたま可愛いですからもっとしょぼんとしてくださってもいいんですのよ!でも今日はデレよりツンの方が多かったかしら。そんなアルたまも可愛らしいですわ!

でもそれが婚約者のツボ

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