深淵を覗いた日陰者
もうすぐ執筆再開できそうなので試験とリハビリを兼ねて新作です。皆様に充実した時間を過ごせますよう…m(__)m
暗い…とにかく暗い空間だ。
ここは何処だろう。俺はいつも通りの日々を過ごしていた筈。夢でも見ているのか?いや、俺は夢を見ない人間だ。見たとしてもこんなはっきりとした意識は無いだろう。
………ああそうだ。学校の行事で山を登ったんだ。それでうちの班のリーダーが洞穴を見つけて強引に他の奴らも連れて入っていったんだ。それで…その奥に頭のおかしい奴等がが居たんだ。ローブの纏った大人が十数人、青白い炎で照らされた部屋で、魔法陣?みたいなものを囲んで何かやってたんだ。先を歩いていたリーダーがそれにビビったのか声を出してローブの奴等にバレて捕まったんだ。リーダーとその他数人が暴れてたがローブの一人が何か言うといきなり眠ったんだよな。それでロープで縛られた後ローブの奴等がまたなにかしてんのを再開して…それでこれか。
今はもう縛られてはいない。けど確かに立っているのになにかに立っている感覚がない。周りになにか無いか…ん?何か見える気が。暗いけど何となく色が違う気がする。それが何か目を凝らす。それが何かを見ようと頑張り…
!!!
流石に驚いた。いきなり開いた一つ眼がこちらを見ている。蛇に睨まれた蛙のように動けない。その目には温度を感じない。冷たい…けれども感情は感じない。ただ真っ黒な目だ。虹彩はないのだろうか?そう思った時。
ゾワッ
血が凍りついたかと思った。今度は大量の目が見開き、その全てがこちらを見ている。その目玉達に見られていると意識が段々遠くなっていく。そしてよく分からない、けれども何故か意味がわかる言葉が聴こえた。
『たっぷり観させてもらうよ。君が一番面白そうだったからね。』
そして意識が途絶えた…
同作者の『糸生活』も見てね!(露骨な宣伝)




