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プロローグ
――血が、涙が視界をふさぐ。
もはや出血部位が分からないほどの出血量に俺は絶望する。
誓約書にサインし、"トップス"と言われる世界に期待を抱いていたが――
これではどちらにしろ死ぬ。体中、目の前にいる獣のような何かに殴られ、
出血し、体を床にたたきつけれた。もう意識も朦朧だ。
「ワープポイントにエラー。エラーコード910o。近くにモンストルがいる場合はチュートリアルを思い出して、救助隊が来るまでなるべく耐えてください。」
アナウンスの機械音のような声が耳に届く。消えかけの意識だが、最後にその言葉をゆっくりと――
――"チュートリアル"
トップスの世界へ来る前に魔法の使い方などを理解するチュートリアルをした。
その非科学的なことに驚き、目を輝かしたが――。
この獣を倒す魔法はあるのだろうか?そんなことを考えているとき、大学で勉強したことが頭によみがえる。
だがそんなことを考えてる間にも獣の拳が、俺に――