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-pain2-

 私にはもう動く気力がない。

 それは男に打たれた薬のせいではなく、単に体力が残っていないことに起因する。

 私がこの部屋に連れて来られてもうどれぐらい経つのだろう?

 靄のかかったような頭で考えるが、答えを得ることはできなかった。

「ねえ、私は……いつからここに……いたっけ?」

 昨日一人連れていかれてしまったので私の友達は一人になった。その唯一残った友達に問いかけるがやはり返事はない。

 どうやら眠っているようだ。

 私は彼女のそんな様子が可笑しくて、くすくすと渇いた嗤いを部屋の中に響かせる。

「まだこんなに……日が高いのにもう……寝ているの?」

 カーテンから覗く光は淡い月のものではなく、ギラギラと照りつける太陽のものだ。

 この昼間の時間だけはアレがここに来ない。そう考えると虚ろな目で見るこの煤けた部屋も少しはマシに見える。

 それでも身体に恐怖は染みついているらしい。

 身体に残った傷が私に昨夜の記憶を呼び起こさせる。

「う、げえっ、げほっ!!」

 胃袋から何かが流れ出る。私の身体の中にはもう吐き出す物はなく、流れ出るものは胃液ばかり。

 それは私の服を汚していくが、もはやそんなことは気にもしない。

「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ!!」

 荒くなる呼吸を何とか整えようとする。

 しかし、胸の動悸は一層激しくなる。

 更なる恐怖が私の心を圧し潰していく。

 ああ――、床を汚してしまった。

 このままではアレが帰って来たときに、また殴られてしまう。

 それは嫌!!

 もう殴られるのは嫌!!

 もうお腹を蹴られるのは嫌!!

 もう水に顔を突っ込まれるのは嫌!!

 そこで私の意識は唐突に途切れた。

 どうやら私の心が恐怖に耐えきれなかったらしい。

 無駄なことを、と薄れていく意識の中で思う。

 どうせまた目を覚ましたときにはそれ以上の恐怖が待っているのだから。


 ゴチの新メンバーは上川隆也さんだそうですよ。どうも久安です。


 今回は特に悶え苦しむ部分はナシ。やったぁ!!

 →闇の声(ククク、次回はどうかな……?)。何も聞こえません!!


 次回は1月11日 23時更新です。

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