第五十二話
4日ぶりです。
進展はあるけど、依然として進まない。
――――――注意――――――
R―15要素あり。
別に15以下が見たところでどうということはないと思いますが、一応は忠告を。
てか、R―15の基準が分からない。
――――――――――――――
「姓名は鳳徳、字は令明、真名は山百合。
貧しい農民の生まれで、七つの時に両親と死別。その頃から馬騰と共に行動する。
感情の起伏と言葉は少なく、考えが読みにくい。が、一定の成果以上は必ず出す、不言実行の人。忠義に篤く、三国でも屈指と言わしめる程。しかし、実際は違う。事実は俺のみが知る。
文武に富む。なにこのチート、と言いたくなる。無論、俺の方がチートだがな。
あと、可愛いものが好き」
Side 陽
ハァイエブリィバディ!
馬白こと陽だよ。
皆は元気かな?
俺は、……元気じゃねぇよ。
だってよー、俺の悠々自適ライフが阻害されてんだぜ?
まぁ、かってぇ石畳の上で寝食をする生活じゃないだけマシだけどな。
えー、只今俺様ちゃんは自室にいます。
てか、出させてくれません。
所謂、軟禁でさぁ。
薊さんのお蔭だよ
まぁ、地下牢に再び入るのは止めてくれたけど、外に出られないのはキツイ。
プラマイ零だぜ、全くよー。
けど、現状の仕事面で考えれば、これほど最高な環境はない。
何せ、軟禁中だからな。
外への警戒は半端ない訳だから、なんでもできるんだぜ?
何しても、外には漏れないんだぜ?
最高だろ。
さて、仕事だ。
あ、その間に回想入れとくぜ。
☆ ☆ ☆
Side 三人称
「せっかく機会をやったのだから、逃げれば良かったものを。お主、馬鹿じゃろ」
「馬鹿はねぇよ、薊さん」
困ったように笑う薊に、陽は肩を竦めてみせる。
おどけた雰囲気は此処までのようで、薊は真剣な面もちとなる。
「何時、気付いた」
「何の話?」
「とぼけるでない。キリキリ答えんか」
「別にとぼけちゃいねぇよ。本当にどれだと聞いてんのさ。爺達が薊さんの父、ひいては薊さんの直属の部下だったことなのか、曹操に密書を送ってたことなのか、元から継ぐ気だったことなのか、最初から、俺と翠、蒲公英を逃がすつもりだったことなのか。一体、何の話?」
「……本当に恐ろしい奴じゃ」
はぐらかすような陽に怒る薊だったが、紡がれていく陽の言葉に、徐々に目を見開いていく。
薊が考えた策の肝となる部分を全て知られているというのだから、その反応はおかしくなく。
寧ろ、恐怖を覚えるのも無理はないほどだ。
「俺は家族の味方だ。薊さんが俺を家族と思うなら、俺は薊さんの味方だから」
「……っ!」
これが敵だったなら、どれほどの脅威だろうか。
ふと、そう考えてしまっていた薊。
それを見越した陽は、安心させるように微笑む。
当人の言うとおり、陽は絶対的に家族の味方なのである。
正しい道を行くならそれを助けるし、誤った道を行くならそれを正す。
前者はいいとして、後者は疑問に思うかもしれない。
だが、陽にとっての"敵"とは、叩き潰すもの。
味方だからこそ、正してやるのだ。
だからこそ、助けるのだ。
薊の行こうとする道が、正しいと思うから。
「……そうか。では、儂が何をして欲しいか、わかるな?」
「あぁ。先ずは、翠と蒲公英の安全確保だな」
「別に儂としては、蒲公英はどちらでも良いのだがな」
「嘘を付くなよ。一応、義理の姪なんだし、牡丹の家族だ。見捨てられないだろ?」
「……だから儂は、お主が嫌いなんじゃ」
最優先事項は、翠と蒲公英が無事であることだ。
そのためにわざわざ逃がしたのだから、これは当然と言える。
正解された薊は、あくまで蒲公英が付属であるかのように少し意地の悪いことを言ってみる。
しかし、なんでも知っていると言わんばかりの笑みを浮かべ、看破する陽。
その見透かされている感じに嫌悪感を示す薊。
別に、薊は本当に陽が嫌いな訳ではない。
むしろ、牡丹にも自身が兄と呼んでいた人にも似ているのだから、嫌いになれる筈がない。
総じて言えば、かなり好ましい部類に入る。
だがしかし、自分がからかっているのに、相手に主導権を握られた気分になるのは誰だって嫌だろう。
☆ ☆ ☆
Side 山百合
……はぁ。
あ、どうも。
溜め息からですみません。
鳳徳こと山百合です。
……突然ですが。
ここは、こんなにも静かな所だったでしょうか?
そう考えてしまう程、辺りが静けさで満ちています。
自分の溜め息にさえ気にしてしまう程、本当に静かなんです。
原因は、勿論分かっています。
牡丹様と陽君です。
美しい花に、蝶が集まるのは当然でしょう。
暖かい陽の光に、花が上を向いて大輪を咲かせ、玉が輝きを放つのも当然でしょう。
そんな、私達の中心だったお二方は。
牡丹様は亡くなり、陽君は閉じ込められて。
この静けさは当然というものです。
牡丹様は摂理でしたので仕方がないとしか言いようがありませんが、陽君は違います。
薊様が原因です。
そう分かっているのですが、薊様を責めることは出来ません。
陽君自身が選んだことなのですから、そうする訳にはいかないのです。
それに、陽君と薊様は考えを共有している節があります。
……一方的に陽君が読んでいるだけかもしれませんが、同じことです。
故に、この軟禁は同意のもので行われたものだと思いますので、尚のことできません。
「……はぁ」
やはり、溜め息が洩れてしまいます。
なんと言いましょうか。
心がむかむかします。
こう、ちくちくします。
会えない寂しさからなのでしょうか。
多分、それも理由にあるのだと思います。
……はっきり言いましょうか。
羨ましいのです。
薊様が、陽君と通じ合っていることが。
陽君に直接聞けば、全て教えてくれるでしょう。
ですが、それでは意味がないのです。
……あ、本当に意味が無いわけではありませんよ?
全容が分かれば、私も協力することができるのですから。
ですが、それは将軍としての私だけになす意味であって、山百合という私にはあまり意味がないのです。
私が欲しいのは、聞かずとも話して頂ける程の関係。
そこに意味があるのです。
私は、陽君と通じ合いたい。
私は、陽くんに欲されたい。
私は、陽さまに信頼されたい。
私は、陽様に必要とされたい。
私は、陽様に、好かれたい。
私は、山百合は――、
――陽様が なんです。
「……はぁっ」
やはり、溜め息です。
叶わない望みだと知っていますから。
陽様には蒲公英ちゃんがいるのですから、私は必要ないでしょう。
それに、可愛い妹ともいえる蒲公英ちゃんを裏切る行為に思えて嫌なんです。
ね、ねねねねね寝取る、なんて、絶っ対、ぜったいダメです!
そんなの、……恥ずかしすぎますよ……。
しかし、陽様を押し倒して、そうしたら逆に押し倒されて、そのまま陽様に、……ぁあっ!
「……ぁぅぁぅ……、……ぁ、ダメです……っ。そんなっ!」
「あのー」
顔が熱いです。
破廉恥なことばかり考えるからです。
私って、ホントばか。
でも、陽様にあんな……っ!
いえ、これはただの幻想に過ぎません。
あっ、それでも、もし、仮に陽様が、ぁ……だめ……。
違う、これは私の卑しい妄想です。
しかし、しかしです。
本当に、実際にアレをしたら……、ぁぅぁぅ……。
「山百合さんや、俺の部屋の前で何してん?」
「……ぅわっひゃあ! よよよ陽様っ!?」
「(呼称変わってね?)未だかつてない悲鳴だなおい。こっちがびっくりするわ」
突然の陽様の声に、奇声を上げてしまいました。
……恥ずかしいです。
恐る恐る右を向けば、呆れ顔の陽様。
……あぁ……、そのようなお顔でも陽様にお拝顔できて、私は幸せの限りです。
しかし、陽様は軟禁中のはず。
どうしてここに?
「俺の部屋の前をうろうろしてたら護衛兵もそら戸惑うわな。声も聞こえないときたら、俺が出るしかないでしょうが」
「……私の心を読んで頂けるなんて。……嬉しい」
これが通じ合う者の気持ちなのですね!
なんて、……なんて甘美なのでしょうか。
「(いや、顔に何故、ってありありと書いてあったらなぁ。つか、なんか壊れてね?)」
久方ぶりに、陽は山百合の対応に困った。
★ ★ ★
Side 三人称
大きめの机を挟んで座る二人。
現代で言えば、応接間さながらの配置である。
「で。何をしてたんさ?」
「……いえ、それは、その」
言いよどむ山百合。
考えていたことが考えていたことだけに、とてもじゃないが言えないのである。
「言いたくないなら、それはそれで構いやしねぇんだけどさ」
「……すみません」
「かといって謝られてもなぁ」
本当に申し訳なさそうに謝る山百合に、陽は困った顔をする。
責めている気もなければ、追及しようとしている訳でもないのだから、謝られても困るのは当然であろう。
「まぁ、それは置いといて。……山百合さん」
「……はい、何でしょうか、陽様?」
「……っ……」
キョトン顔で、首を傾げる山百合。
不覚にも見とれた陽は、慌てて顔を背ける。
しかしながら、動揺は欠片も外に見せず、だが。
「あーっと、うん。……山百合さんにやって貰いたいことがあるんだ」
「……その内容とは?」
「前置き無しの一言で言ってしまえば、だ。……魏軍に降って欲しい」
「…………ぇ?」
山百合は固まった。
★ ★ ★
「……と、まぁ、こんな事情が込み合っての移籍な訳なんだけど」
「…………」
「……やっぱ、嫌か?」
陽と翠の捕縛から始まる一連の流れを最後まで話した陽。
反応から察するに、駄目なんだろうなと陽は思う。
誰だって愛着があり、思い出のある街を離れたくはないであろう。
さらに、牡丹中心だった山百合にとっては、牡丹の大切な地である此処は離れられる筈がなかった。
「……はっきり言いますと、嫌です」
「だよなぁ――「……ですが」――ん?」
「……陽様がチビの手に渡るのはもっと嫌です」
口悪いな、おい。
と、そうは思ったが、陽はそれを口に出すことはなかった。
これからもっと面白くなりそうだというのに、ツッコミでぶった斬るなど、陽にできる筈はなかった。
「……あ、いえ、その、深い意味はなくてですね! えっと、そう、蒲公英ちゃん! 蒲公英ちゃんが可哀想かな、と!」
「…………」
弁明を図るように、慌てて言葉を紡いでいく山百合。
陽は可笑しさを抑える為に無言になる。
その行動が、更に山百合を慌てさせる。
「……ぁぅぁぅっ! とっ、兎に角ですね!」
「兎に角?」
「……私に命令して下さいっ」
「…………は?」
突然片膝を付いて陽の横に平伏する、という斜め上の行動と、命令して欲しい、というとんでもないことを宣う山百合に、一瞬思考停止してしまう陽。
キャパオーバーになったが故だから、仕方がないだろう。
「……私は此処を離れたくないのかもしれせん。しかし、どうしても、と陽様が仰るのならば、命令して下さい」
「…………。いや、あのさ、色々と破綻してるんだが?」
最初は嫌と言いながら、今は曖昧で、山百合の意思を汲みたいからこの話をしたのに、命令しろと言う。
陽は此処まで読めない言動をする山百合に、戸惑いを隠せなかった。
「……駄目なんです。私には、決められないんです。陽様には残っていて欲しいのかもしれない。でも、私も離れたくないかもしれないんです」
「…………」
「……どうすればいいのか、わからないんです。陽様は自分の為に、と。牡丹様は自由に生きろ、と。……だからこそ、選べなくて」
「成る程、ね」
山百合は、牡丹からの手紙を読んでからちゃんと一歩進んでいた。
しかし、それが逆に苦悩を生んでいた。
残って欲しいという気持ちも、離れたくないという気持ちも、自分の為に自由な選択をしようとした時に浮上した気持ち。
相反する二つの気持ち。
人に決めて貰えば楽なことも、自分で――山百合の場合は、これが初めての――選択となると、戸惑うのも道理かもしれない。
……ただし、その二つの意思の曖昧さは、ある理由を押し殺しているからだ。
「……だから、陽様。私に、命じて下さい」
「断る」
「…………ぇ?」
なんとかなるだろうと山百合は思っていた。
しかし、返ってきたのは、短い拒絶。
呆然とする山百合に、陽は真剣な面持ちで口を開く。
「正直に言え。なんで行きたくないのか。なんで行かせたくないのか。……全て、吐け」
「……は、はい!」
山百合は、心が跳ね上がる思いがした。
鼓動が、素早く胸を打った。
被虐嗜好はないのに、陽の鋭い声に、命令口調に、堪らなく興奮していた。
勿論、性的な興奮などというちゃちなものではない。
血がたぎるような、心身の隅々までが自身の支配下にあるような、全身が奮い立つような。
牡丹といた時にさえ感じることのなかった気持ちだった。
その勢いを表しているかのように、山百合は頭を上げて、陽を見つめた。
「私は、陽様を、お慕い申し上げています」
「…………」
その激情とも呼べる気持ちに、枷が外れた。
陽という主への忠義と依存が、枷を外した。
絶対の主に対して、自身を偽る気持ちがいかに小さいものなのかを知り。
そのままであることを良しとしなかった。
「ここを離れたくないのも、行かせたくないのも、私の個人的で身勝手な気持ちです。……私は、貴方様と離れたくない」
「…………」
伝えたい思いを吐き出した山百合と、それに別段気にする様子を見せず、未だ口を開かない陽は視線を交わす。
冷たさを感じさせる銀と、確固たる意志を灯したライトグリーンがぶつかる。
今まで見たことのない程に煌めく緑に、陽は目を細め、口を開く
「……良い眼になったな。綺麗だぞ、山百合さん」
「あっ、有り難き幸せにございますっ」
陽は、右手をゆっくりと山百合の赤く染まった頬に添える。
そのまま手を上に挙げて、少しだけ目にかかる髪を、一緒に掻き上げた。
すると、前髪に邪魔されていない緑の左目と銀の右目が、真正面から、至近距離でかち合う。
動揺で視線が泳ぐかな、などと思っていた陽の予想を、山百合は見事に裏切るように、真っ直ぐに陽を見ていた。
「いいねぇ……。マジで欲しくなったわ」
「ふぇ? ……んむっ!」
至近距離だからこそ聞こえた陽の呟きに、少しだけ戸惑った山百合。
陽はその隙を見逃さず。
山百合の口を塞いだ。
「……ぁむ……ふっ、……んぅ……ちゅ……はむ」
最初は、啄むようなキス。
いきなりのことに驚いた山百合だったが、すぐに夢心地の感覚に陥った。
「ちぅ……ちゅっぱ、……れぅ……んんっ! ……ぢゅっ……っぱぁっ! はぁっ! はぁ、はぁ、はふぅーっ」
次は、音が漏れる程の激しく深いキス。
苦しげな息遣いを見て、陽は口を離した。
解放された山百合は、乱れた息を整える。
目をとろけさせて、ゆっくりと吐き出す息が淫らだな、なんて陽は場違いながら思う。
「……陽、さまぁっ……」
「あぁ。全部預けろ。お前の全てを俺に捧げろ。俺の右腕になれよ、"山百合"」
切なそうな顔をする山百合を陽は抱き寄せ、耳元で甘い言葉を囁いた。
★ ★ ★
Side 陽
「ったく、冗談じゃねぇぞ」
せっかくその気になったってのによー。
時間切れはねぇってばさ。
あぁ、面会時間のことね。
流石に軟禁状態(笑)なんだから、人と会うのも制限されるのは当たり前だろ?
「わ、私としては良かったと言いますか悪かったと言いますか、まだ早かったと言いますか少し時間が欲しかったと言いますか、……ぁぅぁぅ……っ」
ブツブツと何やら呟く山百合。
顔を真っ赤にして、可愛らしいねぇ。
まぁ、当たり前だけどな。
俺の右腕だし。
自分の一部を褒めない奴はいないだろうさ。
「あの、陽様?」
「ん、なんだ?」
「いっ、何時までこの格好を? 嬉しいのですが、流石に恥ずかしいですっ」
潤んだ眼で俺を見つめてくる山百合。
恥ずかしいのはホントらしい。
何が恥ずかしいかって?
……お姫様抱っこが、だよ。
「ほぉ、主たる俺様が抱き上げてやってるってのに、か? 悲しいなぁ」
「いえいえいえ! お手を煩わせていることは深くお詫び申し上げます!」
「ちょっとズレてんだよなぁ」
「……ほぇ?」
まぁ、いいや。
可愛いから。
「兎に角、だ。どちらにしても、腰抜けて歩けねぇんだから、お前の部屋まで抱かれてな」
「……抜いたのは陽様ではありませんか」
恨みがましく山百合は睨む。
つっても、そんなに怒ってないんだけどな。
俺とキスしてそうなったんだから、嬉しさ九割五分、悔しさ五分ぐらいだろうさ。
それぐらい俺のことが好きなんだよ、山百合は。
自惚れじゃあないぜ?
人の感情なんざ、見てりゃわかるんだよ。
生きるために培った技術さ。
まぁ、後ろからのリア充爆発しろ、って感じの視線は無視だ。
外対策として、一応ついてきてる兵たちなんだけどさ。
……後でお仕置きだなー。
「山百合」
「はっ。なんでしょう?」
「夜、部屋に来いよ」
「は、はいっ!?」
「くっくっく、可愛いなぁ」
「たっ、謀りましたね!」
「いんや、来いってのはホントだぜ」
「……はぅぅっ……」
やっぱ、華は愛でるもんだよな。
陽は語る。
「美味しく戴かせて頂きましたけど何か? 蒲公英には申し訳ないけどな」
と
まぁ、うん。
やっと、ですね。
つか、未だに進まないのは頂けないなー。
「きいぃぃぃいっ!! 羨ましいい!!」
いや、アンタ旦那おるやん。
「それはそうだけどっ! なんでも知られちゃってるから、主導権握れないんだもん!」
……陽君相手だったら多分、あと二、三回で主導権握れなくなると思うけど。
「そーれーでーもーにーぎーりーたーいーのーっ!」
「僕のアレは握ってるじゃないか。物足りない?」
「いっ、いや! そういうことじゃっ! ……ただ、もう少し、俺に攻めさせて、欲しいなって。……そう、ちょっと思っただけ……」
「ふふ。可愛いな牡丹は。いいよ、主導権はあげるから、おいで?」
「……やった……。よし、主の命だ。寝転べ」
「はいはい。可愛い主よ」
……完っ全に旦那が主導権握ってますやん。
おしまい☆