春の絵葉書 【二篇詩】
掲載日:2026/04/05
【雪原の花】
螺旋に下る山の斜面の竹藪へと舞い落ちる花弁
沢の音に苔むす薫り
舞い落ちた薄紅色に染まった根元の原っぱには
シロツメクサや白いツツジの花
クサイチゴの白い花が咲いていて
雪原のようだったよ
けれどやっぱり春なんだな
陽水に溶けたような人々の笑顔が色鮮やかに
咲いていた
とても素敵な春だな
しあわせなお花見だな
【花の陽水】
今日は快晴
桜をみながら あなたのしあわせそうに
大切なひとと手を繋いで歩く姿が浮かんだ
笑っていてほしいひとがいるのはいいね
胸があたたかくなる
花弁が散るとキュッとなる
けれどあたたかくなる
花の陽水にまどろむみたいに
笑っていてほしいひとがいるのはいいね
甘えることができない私が甘えられた
あなたには怒ったり泣いたりもしてしまった
ここまでやって来れたのも
あのときだってこのときだって
一杯甘えさせてくれてありがとう
あなたの本当の希がわかった気がした
桜が満開の日でした




