100の軽い中での、一つの重いもの がんの話
人生2人に一人は【最終的に】がんに罹るのですが、私の場合はちょっと早かったです。
年齢的にも更年期と症状が似ていて、ずっと更年期とばかり思ってました。
ただ、それがだんだん階段の昇り降りができない、平地でも休み休み出ないと歩けないとなって
やっと産婦人科のドアをたたきました。
そして先生はベテランさんで、私の顔を見てすぐ
『貧血がひどいですね、そっちの検査もしますが今日は婦人科の検査しておきましょう』と一言
一週間後血液検査の結果が異常な数値で、まずは血液外来へといわれて大きな病院を紹介されました。
この辺りでかなり良くない病気じゃないかと思ってました。
貧血なら産婦人科でも見てもらえますから。
紹介されて総合病院に行きましたが、たまたまその日が血液外来が休みの日で総合診療外来のほうへ回されました。
血液検査の結果を見てすぐCT、ダメ押しの血液検査、さらにCTの結果で造影剤を入れた撮影を試みましたが、私がアレルギー反応を起こしたためこちらは中止
大腸に大きな影ができてる写真を見せられて『がんですね』と一言
大腸からの長期出血により極度の貧血状態で息切れやめまい、だるさが出ていて
さらに私が思っているよりも長い間出血してたらしく、本当ならそのまま入院→輸血を勧められました。
あとでわかったのですが産婦人科の先生が一目でわかったのは、血液が足らな過ぎて大事な臓器や器官に優先して回していたため顔色がすごかったらしいです。
一人暮らしでもありますし、数日の入院でガンガン輸血をしていったん退院という事だったので着替えだけ持ってすぐ戻りました。
何せ途中で手術が必要なけがをすると助からないぐらい輸血を急いでいたそうです。
※這うようにしながらも仕事に行ってたのがあり得ないと言われました。
まあ、その後手術と抗がん剤の期間を経て、このうつの間に5年目も無事終了
とりあえず卒業しました
なお少々危ないリンパ転移 ステージ3bという状態でした。
どんな病気も本当につらい時は動けなくて、少し動けるようになってから病院に行くと
すごくにらむ先生が近所にいらっしゃいますが
100回は問題なくても101回でこんな病気が潜んでることがあります。
たまたま私は動けなくなる寸前で運が良くて治せましたが、この前の状態であっても早い方は間に合いません。
ただ、貧血がもう少し軽い状態で婦人科で気づかず通っていたらと思うと、いろんなぎりぎりの細かいラッキーが作用したとしか言えないと思います。
更年期や貧血の症状とともに強いおなかの痛みやひどい下りがあったので、よければこれらも参考にしてくださいね。
とにかく普通では考えられないほどの急激な体調不良の進行、複合した強い症状などが一つの目安かもしれませんが、そういった症状が出たときは打つ手が少なくなってる病気もありますので
検診などはできるだけ受けるようにお勧めします。
また検査の諸々や詳しい話、抗がん剤の話など気が向いたときに短めにまとめて書くかもしれません。
自分が病気になってネットで調べて思うのは、医学的な処置を書く人は非常にマメな人ででめったにいません
ではその前の心理的なことや、病院のHPに乗ってないようなことを書く人に絞るとほとんど見つからないものです。
なのでごそごそ書いているわけですが、うつにしてもがんにしても星の数ほどあるその名前の病気の症状のいくつかを知ってるだけですので、
“こんな感じなんだ”という空気を読んでほしいなと思ってるエッセイということを、ご理解の上お読みいただければ幸いです。