さて、この世界1
さて、この世界、想像上の生き物が多い。
といっても、喋るパイナップルとか、人食い冷蔵庫とかそういうものじゃない。
ファンタジー小説定番の生き物、竜をはじめ、ユニコーン、妖精、魔獣、人魚などかしら。
竜や鳳凰のような聖獣、人型をとる魔力が極端に強い魔族や妖精、そして人間、獣人、人魚とか。
この世界、幼児の私が見る狭い視界と少ない知識と周りの大人の話を聞いていると、地球とそっくりな動植物に、想像上の生き物が多いし、魔法が使える生き物が多い。
でも、人間は魔力がある人数は少なく、さらに人間の文明が発達している国に行けばいくほど魔力を持つ人間の出生率が減少傾向となっていて、魔力や力が強い他種族からは弱い種族と認識されているみたい。
竜王族の中にもいるけど、他種族の中には大っぴらに、魔力が少なく非力な人間を蔑み、嫌って交流を持ちたがらない種族もいるそうだ。
それを知ると前世人間としては複雑な心境だ。
とりあえず、今私が住んでいる国は人間の国じゃない。
竜が作ったとされる大陸ルードレーンの中でも、大陸を作り上げた竜が作った地上で最最初の国家ルードリア帝国といい、北方を山脈、東から南にかけて海、西に砂漠がある竜王族と呼ばれる種族が起こした巨大な国だ。
中央の帝都が国の名前と同じルードリア、四方を東はアナトール、南はトレヴァランド、西はイスマイル、そしてお父様が治めるヴァルハランドと呼ばれる地方がある。
「さて、今日も復習しましょう。
このルードレーン大陸の南にあるルードリア帝国は、帝都ルードリアと東のアナトール、南のトレヴァランド、西のイスマイル、北のヴァルハランドから成り立ち、五つの領土を足した広さは、国境の北の山脈を超えた向こうにある平野地方ノーザンバランドに広がる国々を全部足した広さとほぼ同じです。
いかに広大な国かわかりますね?」
家庭教師のベルトランの声が部屋に響く。
おお、どうやらお兄様の授業、今日は地理なのか?
確か昨日も難しいこと言っていたな。種族の特徴とかなんとか。
竜人と竜王族の違いだっけ?
竜人と呼ばれる竜王族と似たような種族がいるってことだったかな。
竜人と呼ばれる種族を中心とした国もあるけれど、彼らは同じ竜に属していても、寿命も竜王族に比べて短い。しかも、彼らは人型の時は体の一部に鱗の部分がある。竜王族は人型の時に鱗はない。まあ、確かにお父様もお兄様も人の姿の時に鱗はない。
ちなみにこのルードリア帝国は魔素と呼ばれる空気中に含まれる成分が他国より多く、魔力がない者は魔素の多い地域では生活できないので、魔力がない者はルードリアに住むことはできない。
読んでいただいてありがとうございます。
気に入っていただけましたら、ブックマークと応援よろしくお願いします。
また、お恥ずかしながら、誤字脱字ありましたら、報告よろしくお願いいたします。




